開かれた態度としての懐疑
モンテーニュ (Century Books―人と思想)
より
懐疑主義
は、否定の意味としてとらわれがちだが、「探求」という意味もある
誰かに質問された時に、「こいつ、疑ってきてるな」と勘ぐるよりかは、「ちゃんと探求しているんだな」と受け取ったほうが建設的な質疑応答になりやすい
他の可能性を考慮する
決断ではなく中断
天動説
と
地動説
で意見が分かれていた時代に
ミシェル・ド・モンテーニュ
は、
「どちらが正しいかという問いは重要ではない。1000年後に、これらの説を覆す第3の説が出るかもしれない」
と懐疑していた。これが開かれた態度。
エポケー
懐疑するには想像力を働かせることが必要
懐疑しないのは素直でもある一方で、自分の頭で考えないカモになる
安易な科学主義はカモになる
目の前にある本を無批判に読んでしまうとき、読者は情報の濁流に飲まれ、流されてしまう