神がそれを望んでおられる
https://gyazo.com/4eda4937ca1986c4daaf6d1f99934a9d
王神、ニコル・ボーラス
https://ja.wikipedia.org/wiki/デウス・ウルト
Deus vult(デウス・ウルト、バリエーション:Deus le volt, Dieux el volt; Deus id vult, Deus hoc vultなど)とは、「神がそれを望まれる」を意味するラテン語である。
1095年、初期イスラムの征服に対する正教会の防衛要請によって行われたクレルモン教会会議において、ローマ教皇ウルバヌス2世の『第1回十字軍による宣戦布告』の際に民衆があげた歓声である
第1回十字軍の決起に使われた言葉
自分たちではない、"神"が望んでおられるのだから、という動機のすり替え
絵で見る十字軍物語 p14 より引用
「神がそれを望んでおられる」
この一句の威力はスゴかった。中世ヨーロッパのキリスト教徒は信心深く、日々のつまらない罪がつみ重なって死後は地獄行きかと、怖れおののく毎日を送っていたのである。
それが隠者ピエールに従っての聖地奪還を目指した十字軍に参加するだけですべては免罪にすると、ローマ法王も約束してくれている。つまり、天国の席は予約確実というわけで、家族は残し畑は捨て、遠いオリエントに向けて発つ人々が激増したのである。
当時の人々の生活環境を想像すると、自分も参加していた可能性も否定できない
十字軍に参加しないことで、非国民のように扱われるリスクもありそう
地獄への道は善意で舗装されているを想起した
勝手に神を作り出し、勝手に神が望んでいることを創造して、行動に移している