心理的安全性のパラドックス
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パーティーの分裂
2人以上の人間がいるチームにおいて、心理的安全性を完全に達成するのは不可能に近いと思う
心理的安全性を「ある」「ない」と表現するのは暗黙に全員の感じ方が同じだと仮定しているわけだが、現実には「Aさんには居心地がいいがBさんには居心地が悪い」という状況がある。全員にとって居心地の良い状況を目指す過程で一部の人の居心地は少し悪化するかも知れない 人数が増えれば増えるほど、ある人にとっての「心理的安全性がある状態」は、他の誰かにとっての「心理的安全性が無い状態」を発生させうる
Aさん:「XXをしたほうが良い、YYをするなら良くない」
Bさん:「自分はYYがいいと思うんだけど・・・」
Aさん:「YYにしたらこういうデメリットがある。XXはこういうメリットがある」
Bさん:「(うーん、自分にとってはそのメリット・デメリットは逆に感じるんだけど、これ以上議論しても面倒だから言う通りにしよう・・・)」
一方で
井戸端で nishio さんと masui さんのやり取りを見て、これぞ心理的安全性のある議論の例かもしれないと感じた
途中で不愉快な表現や「喧嘩売ってますか?」というような言葉が入りつつも、議論を続けて意見を出し合っている
それでいて、お互い「特に気にしていない」というスタンスのコメントをしていて、日常の範囲だと示している
参考
自分に置き換えて想像すると、結構なメンタルダメージを受けるやり取りに見えた
これぐらい議論耐性値がある人同士じゃないと心理的安全性があるやり取りって難しそう あと、お二人もなんだかんだで途中で不愉快になっていたりする。
人間なので率直な言い方や訂正を求められると不愉快になるのは仕方ない。それを日常の範囲として受け止められるかどうか。
↑は一つの議論の到達点だと感じていたのだが、実はそうでもなかったらしい
masui さんが井戸端に来なくなった理由となっている