分報のメリットとデメリット
https://gyazo.com/fbafa6a4ad2b8a885ee4fc16b8e15640
俗世の相談
slackで分報をやり始めてもう数年は経っているので、自分の思うメリットとデメリットを整理
(2021/11/22 フリーランスになって新しい組織に入ってからは、分報やってない)
デメリットの回避を優先するようになっているかもしれない
メリット
Working Out Loud 大声作業(しなさい)、チームメンバー同士でのトレーニング文化の醸成
まずこれが一番の目的
言いたいことは上のページに大体書いてる
公共のTwitterで書けないことを社内限定にすることで書ける
機密情報や社内向けコンテキストの雑談
思考の流れが他の人にも見える
メモと一緒に暗黙知の共有りになる
誰と誰が仲がいいのかも分かる
https://twitter.com/tbpgr/status/1230660107320483840
自己開示になる
ずっと分報見てたら、その人がどういう人なのか大体分かってくる
デメリット
分報をやらない人との分断は起きやすい
マサカリが飛び交うと心理的負担も発生する
承認欲求との戦いにもなりがち
時間や集中力を使う
マルチタスクになってしまう
/sta/分報は見ない
合わない人との関係も浮き彫りになる
分報に書いたことはチャットとして流れていくので、蓄積はされない
後で発見されずに朽ちていく
なぜ WHI では times 文化がうまくまわっているのか? - Qiita
こちらの記事でもメリット・デメリット整理されている
メリット
社内コミュニケーションが活発になる
実際に会って話したことがないメンバーでも、times を見るとなんとなく人となりがわかったりする
部署が異なる人でも、times なら交流しやすい
気軽に投稿できる
困った時に「助けて!」と言いやすい
誰かが助けてくれることも多い
同じ問題を感じる人同士で集まって、改善に向かってアクションをとるきっかけになったりする
自分の思考や学びを整理できる
考えていることや学びを文字起こしすることになるので、自ずと整理されていく
自分以外の人にも共有できる
デメリット
times の数が増えすぎるとどれを見たらいいかわからない、見るのに時間がかかる
たくさんの times に入っていると、通知が止まらなくなったりする
井戸端会議になりがち、情報が一部の人にしか伝わらない
いわゆるタバコ部屋のような
雑談しすぎてしまう、業務に支障が出る
文章を書くのが苦手だと使いづらい
治安が(以下略)
人数に対してスケールしない、timesアクティブユーザーが100を超えると厳しい、などの意見1もあるようです。
同意
/ohbarye/分報 (times)
メリット/デメリットがまとまっている
改めて読むと、Scrapboxを活用できればメリットの多くは得られるし、デメリットも軽減されそうな気がした
軽減されそうなデメリットは、通知問題と一部のグループにしか情報が対流しない点
少人数チームでは明確にメリット > デメリットとなることが多い一方、上記の問に明確な回答を用意せずになあなあで運用すると、組織の成長や人員の入れ替わりによってデメリットのほうが目立つようになる。費用対効果は逓減し、メリットを享受するためにはコストを払うことになる。銀の弾丸は無い
デメリットがどのタイミングで目立つようになるか?
組織の壁が目安。30, 50, 100, 150 (ダンバー数)
30人あたりから認知負荷が上昇し、組織内を流れる情報が経営層を挟まないことが増える
壁のタイミングで分報を評価する問を自問自答し、コミュニケーションスタイルを見直していけると良い
以前に20人ぐらいのチーム内だけで 分報をやっていた時は回っている感触があったので、上記のまとめには同意
100人越え〜の組織でtimesチャンネルも 30~ を越えて入る入らないを取捨選択するようになったらデメリットが目立つようになる
分報の「誰をチャンネルに誘うか、誰のチャンネルに入るか」問題とか
たまに攻撃的な人のチャンネルが発生して、広範囲ディスりとそれに対して「自分のことですか?」と確認するやり取りに発展したりして精神的ノイズも起こる