上流と下流
会社のオフィスワークであれ、工場の作業であれ、およそ仕事というものは「抽象から具体」への変換作業であるといえます。いわゆる仕事の上流、つまり内容が確定していない「やわらかい」企画段階から概要レベルの計画ができて、詳細レベルの計画になり、それがさらに詳細の実行計画へと流れていきます。
細谷 功. 具体と抽象 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.472-475). Kindle 版.
ゲーム開発でも、ゲームデザインは抽象度が高く、ほぼ1人のゲームデザイナーが創造性重視で作る そこに多数決はいれてはいけない。素材が丸くなってしまう
組織運営でも、トップは少なく抽象度高いヴィジョンを決めたほうがいい 効率性は、下流の具体的な仕事に対して行う
効果的と効率的でいうところの、効果的が上流の抽象度高いもの、効率的が下流の具体的な仕事を進めるものへのイメージ 下流ほど人数が多く必要であり、肉体労働や時間労働、気合などになりがち
報酬の違いも出てくる
具体性が高いものほど分かりやすく、習得するのも容易な傾向がある
抽象度高い知識ほど習得が難しいが応用がききやすい
なぜかというと、いきなり抽象度高い知識やスキルは習得できないから。具体的な知識の土台を積み重ねてからやっと抽象度の高い知識が身につく
アイロニーを繰り返すのが、具体から抽象のピラミッドを登っていくイメージ
ユーモアが、具体のピラミッドを横に思いっきりスライドするイメージ
シンプルであるということは、極限まで抽象化された状態でもある