NFT
分かっていない間は、「これからはNFTですね!」などと自分で言わないようにしておく
もしくは必要になるまでノイズはスルー
ロビンソン:
エイプについて話さなければならないと思います。NFTというのは、本当に、本当に理解できないのです。巨額のお金を払っている人が何を得ようと思っているのか、私にはよくわかりません。JPEGの著作権を持たずに所有できる方法が分かりません。何を買っているのか分かりません。これは何ですか? この絵がどう収まり、どういう風に発想すればいいのか、普通の人なら分かるのでしょうか?
ウィーバー:
ですから、ほとんどのNFTは次のようなものです。コンピュータで生成した派生物を大量に作成します。それはウェブページに掲載します。「理論的にはこの領収書を所有している」ことを示すURLへの領収書を販売します。以上です。この領収書は他の誰かと交換することができます。デフォルトでは、NFTはあなたに何の権利も与えません。NFTは文字通り、購入した商品の単なる領収書であり、他の誰かと交換することができるというだけです。
NFTは「交換可能な領収書」という喩え
その紐付けられたアートなどの物に対して何か権利や所有権を持つわけではない?
ウィーバー:
その領収書を誰かに売ることができるのです。さて、エイプは少し違います。なぜなら、エイプにはスマート・コントラクトの外にある部分があり、それは、自分が所有しているエイプを、自分が所有している限り、好きなだけ派生物を作ることができるライセンスを持っているということです。そして、これは実にかなりユニークなことです。ほとんどのNFTはそのオプションを提供していません。しかし、エイプにはあります。つまり、エイプの大きな市場は、エイプの二次創作を作る人たちなのです。つまり、4、5種類のエイプNFTを購入し、それをベースにして、400〜500種類のアルゴリズムから派生した代替エイプを作るのです。例えば、ケーキ型エイプ、スペース型エイプ、「丸呑みジュース」を食べるエイプなどなど。さらに派生エイプを作り、より多くのカモに売りつけます。
ロビンソン:
このことから、「所有権」というのはあまり意味がないことが分かります。なぜなら、エイプの所有者は、そのようなことをしても、彼に対して著作権の主張を強制できないからです。
ウィーバー:
いいえ、著作権はまだボアード・エイプ・ヨット・クラブにあり、エイプの所有者は二次的著作物を作成できるライセンスを持っているだけです。
種類によっては、二次的著作物を作成できるライセンス効果はあるようだ
NFTは
●データのコピーや複製ができない
●NFTの所有によって紐付いたデータの所有権を得ることができる
●NFT化することでデータを永久に損なわれることなく残す事ができる
●NFTであれば中抜きなしで作家にダイレクトに支払いができる
まずこれらは全部、ほぼ完全に嘘です。
では逆に本当にNFTが可能な事、それが以下です。
●お金が余っててトレード癖のあるCrypto層にアプローチできる
●不便な現金ではなく仮想通貨で売買しやすい
これが価値のほぼ全てです。本当。
嘘と言われる要素をアピールされることが多かった
テレビ等でもたまにそこに言及されている