2023年4月23日
昨晩は、寝る前に『はじめての絵本』の続きを読み、読了。絵本をとにかくたくさん買いたくなる本であった。続けて、『ダーウィン事変』の5巻を読んだ。こんな地味かつシリアスな漫画が続いていること自体が貴重である。
朝起きて、ご飯をいただいた後、浅草神社へお参り。昨日、神田明神に出向いた時に財布に500円玉しかなかったのでそれを賽銭にしたのだが、そうなるとリトルKの地元でそれ以下にするわけにもいかず、1,000円札を投入。回復を祈願する。その後、「大丈夫」のお守りを買い、絵馬を奉納した。ユニクロに寄り、エアリズムコットンのオーバーサイズTシャツを2枚買った。
14時から、Zoomでリモート面会。Kの家族がみんな集まってくださって、声かけ、応援してくれた。その後、医師から話があるということで、いわく、横隔膜の穴に腸がハマって状況が悪くなるおそれがあるため、明日に予定していた手術をこれからすぐにやることにしたという。呼吸状態は落ち着いているとのことだったので、早くやる分にはよかろうと思う。準備して、Kと病院へ。
しばらく待った後、医師から説明を受ける。術式についてはすでに聞いた内容である。執刀を担当するのはこざっぱりとした方で、医局長の先生。安心感のある人であった。本来は二段階の施術予定だったのだが、状況を鑑みて、より直接的にお腹を開くやり方を取るとのこと。おまかせするより他はない。
15時半頃、手術室へ移送される際に、顔を見て、体に触れることができた。その後は、待合室に通されて、ひたすら待つ。Kは、折り紙と色紙プレートを使って作り物。集中して取り組めることがあって、気を紛らせることができてよかった。僕は、『歌うカタツムリ』の続きを読んだり、座ったまま寝入ったりしていた。3時間を過ぎて、やや心配になる。麻酔をしたり等の準備もあるし、特に何かあってのことではなかろうと整理した。
19時前に、手術が終わった旨を案内され、執刀医による説明。特にトラブルもなく想定通りに終わった由。開腹してみると、変異は戻っており、腸に異常もなかったとのこと。事前の検査でも肺の生育に問題はなかったとのことで、予後の経過を見ながら、順調なら2週間ほどで退院できそうな見込みであるとのこと。よかった。リトルKは、より悪い状況も普通にあり得た中では、運がいいというべき結果であっただろう。細かいことについて、あれこれと訊く。
K実家へ戻る。自分は途中で降りて、少し散歩。ほっと一息安堵して、お茶しながら『歌うカタツムリ』の続きを読み、読了。極めて面白い本であった。サイエンスの素晴らしさ。一方で、自分も元々はそういうことに興味があったはずなのに、「有用」なことしかできないことに、一抹の悲しみも感じる。
K実家へ戻り、食事をいただく。明日は10時に病院へ行き、PCR検査とリモート面会。検査結果が陰性なら、明後日はICUに入って本人に会えることになっている。
手術に入る頃に、Kの両親が買ってくださった兜が届いていたとのことで、拝見する。立派なものをいただいた。
今後に向けての課題として、乳児の変調に気付けるための知識を今よりもっと身につける必要があると感じる。まず、よくあり得る事例や、それを示す兆候についてさらに知る必要があろう。また、実際にそのような事態に気付いたあとにどう行動するべきかについても、手続きを確立しておく必要がある。今回はKのお姉さんが的確に判断してくれたからよかった。自分はその場にいなかったが、いたとしても同じようにはできなかっただろう。
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今日のブックマーク
なし
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