2023年4月18日
昨晩は、村上春樹『街とその不確かな壁』の続きを読み、読了。『世界の終わりハードボイルド・ワンダーランド』の元(の一部)になった単行本未収録の中編を、発表後から40年を経て書き直したもの。ストーリーについてはその後の変化が反映されているのだろうけれども、ある種の属性を持つキャラクタが鍵となる展開に、問題的な事態を感じるところはある。 どうにも首こりがやまない感じ。頭痛にまではならないけど。天気が悪いのもあるかもしれないが、天気が悪くなるたびに痛んでも困る。頭痛外来とやらにいってみるかなあ。また、外装工事のペンキのにおいも強くなってきている。6月まで断続的に行われるのだが、ちょっと困った事態である。
ミーティングや1on1をしたり、AIに関するメディアの取材対応をしたりなど。あれこれと技術的な詳細についても話したりしてみた。そういう話は、少なくともこの手の媒体ではあまり見られないので、誰かがしておく方がよかろうと思ってのことである。
夜は、久々にN氏らと会って、あれこれとおしゃべり。おおむね、AIに関する話をしていた。
その中で、文科省のAI利用ガイドラインの話になって、自分も子供が生まれたばかりだし、思うところを話した。基本的な線として、生成できることは言語使用の一部でしかなく、自他のアウトプットに対する評価とフィードバックこそが大事なのだから、そういう回路を形成しないまま、ただAIを使うだけというのはマズかろうという、ひとまずはごく常識的な話をした。一方で、それは現行人類の制約にとらわれた話なのかもしれないとも思う。どういうことか。
今の大人よりも100倍の情報を得て、100倍のアウトプットを生成するようなことが日常的なことになったとしたら、人間の育ち方だって自分たちでは想像もできないことになり得るし、その時に人々がどのようにモチベーションを形成するのかというのも、これまでの常識では考えられない事態になり得る。それなのに、大人としての権力をもとに自分たちの制約に過ぎないことを前提するのは、むしろ害があり得るということも思うという話もした。
その後は、AIの歴史や現状、問題点、今後の展望について、問われるがままにGPTのようにしゃべっていた。
----
今日のブックマーク
----