2022年12月28日
朝、早めに起きたので星野太『崇高のリミナリティ』を読み始める。序章で、著者の崇高論の前提知識と問題意識をまとめた上で、対談で様々な観点から深堀りしていく趣向。著者のデビューとなった単著をまだ読めていなかったので、新たに知ることができて良かったし、アクチュアリティのある話だと思われた。 それにしても、憧れというような意味でやってみたかったことでいうと、いわゆる「表象文化論」などといわれるような学際的な領域で仕事をするというようなことがあって(内実はよく知らないが)、しかしそういうのは能力的にとても無理だろうなあというのもよくわかっていて、ずっと羨望の思いがある。馬鹿みたいな話だが。
あれこれと、残りの仕事。
あれこれにかまけて行きそびれていていた、4回目のワクチン接種。赤坂の会場に行ったら、24日で年内は終わりとのこと。しかたなく、タクシーで三田まで。青山通りから外苑東通りを通って三田へ行く道はよく知った道だが、すーっと通った鼻筋のような気持ちの良さがある。
着いてみたら、1時間に1回しか受付をしていないということで、「そんなことを案内に書いてあったか」とKが気色ばんで食ってかかろうとしていたので、たしなめた。不明瞭な案内であちこち行かされているのだから、苛立つ気持ちもわかる。一方で、大変な仕事をしてくださっている方々に怒っても、しかたのない話である。
待ち時間の間、駅前のカフェにでもいこうと歩いていたら、蔦屋書店のシェアラウンジというのがあったので、入ってみた。1時間600円で、あれこれと用意された飲食物を取り放題のカフェスペース。ゲームなども置いてあって、ゆっくり楽しめるようになっている。自分ではいこうとは思わないが、面白い趣向ではある。
これまで職域接種だけで受けてきたので、区の施設で摂取するのは初めて。こなれているといえばこなれているが、多分たずさわっている人々が長続きしないのだろう、システムとしてはもう長くやっているはずなのに、個別の人々の動きがギクシャクしているところが多くある。流れ作業に乗りながら、そんなオペレーションのことを考えていた。
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