2022年10月1日
7時起床。眠い。ベッドでごろごろしながら、しばらくネットを眺める。「「経営はアートだ」にしっくりこない、構造的思考が得意な人向けの説明」という記事を面白く読んだ。やればできそうなことはとりあえず置いといて、本質的に不確実だったりボトルネックだったり問題のコアだったりすることにフォーカスして考えるというのはよくあることだ。「アート」かどうかというより、考え方のモードの違い。意識的に使い分けるのがよいと思う。
ジムへ。少しだけ上半身周りをやった後、30分のジョギング。Geography Nowというチャンネルを昨日知ったので、走りながら眺める。とても面白い。今日はトリニダード・トバゴの話を観た。説明が軽快で、興味を引く感じでいいなあ。走りながら観ていて飽きないので、ジョギングの退屈さが紛れる。その後は、ストレッチ。開脚が進んできた(とはいえ、まだまだ全然)。
『嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書――自閉症者と小説を読む』を読み始める。自閉症者について「心の理論」の欠如がいわれるが、それなら小説を読んでも楽しめないということになる。しかし、もちろん実際にはそんなことはない。この本では、実際に読書セッションを通じて、定型発達的な文学観を更新しようという試み。まだ最初の方を読み始めたばかりだが、極めて面白い。
自閉症に多少なりとも関わりのある読者は、私と協力者たちの会話を特殊な例と考えたくなるかもしれない。私が自閉症者の能力、あるいは潜在能力を一般化していると言うのなら、それはあまりに多くの人々が自閉症者の無能力を一般化しているせいである。
-- 本書p.20
昨日注文した阿部公彦『理想のリスニング: 「人間的モヤモヤ」を聞きとる英語の世界』が早くも届いたので、読み始める。「四技能」「実用英語」の必要性が喧伝されている。それらが言われている背景についての一定の理解を示しつつ、コミュニケーションのための英語と言いながら、人間の営みにはまるで関心のない薄い言語理解をやんわりとたしなめつつ、単なる情報のやり取りではない相互交流としてのコミュニケーションのための英語について説明する。とてもいい本だ。
お茶しながら、『今を生きる思想 ハンナ・アレント 全体主義という悪夢』、『今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く』に、それぞれ30分ほどでサッと目を通す。講談社現代新書の新シリーズで、100ページ程度でわかりやすく哲学者・思想家を紹介するというもの。「100分 de 名著」の人物紹介版みたいな感じか。だいぶ物足りなさがあるが、だからこそ良かったりするのだろうか。
帰宅して、リスニング本の続きを読んでいるうちに猛烈に眠くなってきて、1時間ほどビーズクッションで寝る。多少はマシになった感じ。さらに読み続けて、読了。
夕食を作る。豚汁、鳥もも肉のアオサとめかぶ炒め。謎の料理ができあがった。食べながら、「しげ旅」の対馬編。行ってみたいなあ。その後は、フランス語などのルーティンを実行。
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今日のブックマーク
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ところてんさんはTwitterを使っています: 「あー、ネガティブケイパビリティの話だなーこれ 経営者や企画者にとって、やればできる部分は議論しても意味ない、どうやろうと構わないんだけど、 やる立場の人はそれを議論しないといけない、議論しないと自分がやる際にひどい目に合うと思い込んでいるのですれ違いが発生してしまう」 / Twitter
「経営はアートだ」にしっくりこない、構造的思考が得意な人向けの説明|柴田史郎|note
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