2025/6/15
読書記録
ごりゅごさんのアドバイスを整理してみます。
1つ目は、アトミックノートのタイトルのポイントは、「タイトルを読んだ時点でノートの内容がわかる」ことでした。
そうなると以下のふたつのノートのタイトルは、たしかに内容を表しているけれどもノートの要点は不明瞭です。
対してこちらは、ある程度ノートの内容の想像がつきます。
このタイトルに関しても、「意外とおもしろいこと」をより具体的に書いたほうがいいと思いました。
とかくアトミックノートのタイトルで大事なことは、「タイトルをみればノートのポイント・結論・要約がわかる」ことです。そうなると従来の章の小見出しより、さらに具体的で要約されたタイトルがアトミックノートでは理想的です。
このタイトルのつけ方は意識的に行わないと、従来の不明瞭なタイトルをつけてしまいがちです。この点に気をつけて練習してみましょう。
2つ目のポイントについて、ごりゅごさんのコメントを転載します。
で、さっきの「面白かった理由」というやつをもう少し細かく分解してみると、それぞれが「関心がうすい分野の本を読んでみると意外とおもしろいことがある」というテーゼと繋がっていたりするんですよね。
つまりこれは、アトミックシンキング的には、キリスト教の本から学んだことを抽象化していくことで、関心の薄い本全般に通用する「細かい考え」を整理して見つけられた、ということができます。
そうすれば、一冊の本で学んだことを、他の考えにも繋げて応用していけるよね、というイメージと言えばいいのかな。
もちろんこれは「たくさんある思考の選択肢のひとつ」ではあるんですが、かなり多くの人がついつい「まとめてしまう」ことを考えると、練習してみる価値はあるものだと思ってます。
ごりゅごさんのコメントを読んで、改めて整理して理解します。
断片的、部分的に知っているワードがあって馴染みがありました
話の展開が全く知らない人向けでレベルが合っていました
キリスト教に関する理解を根本的かつ体系的に整理されました
知らなかった意外性のある発見がありました
アトミックノートの概念に立ち返れば、これら4つの理由はそれぞれ独立したアトミックノートとして成立しそうです。
これら4つのアトミックをまとめて「おもしろかった理由」としましたが、それぞれの理由は本書のおもしろかった内容に異なる角度からスポットライトを当てているので、それぞれアトミックの要素があります。
そしてコメントのとおり、一個の概念として独立させたアトミックノートにすることで、その概念をほかにも援用できることがわかりました。
この点からも、ややもすると理由を列挙してまとめがちになります。アトミックノートをまとめるときに、その内容が一個のアトミックになっているのか、意識して検証みることが重要です。
デイリーノートで文章を展開させていると全体としての構成を意識しないで書き進めることが多いです。デイリーノートの書き方として、全体構成を意識せずに書き進めることは悪いことではありません。
ポイントとなるのは、デイリーノートからアトミックノートへ整理したあと、アトミックノートの単位でデイリーノートの内容を俯瞰してみると、全体として論旨展開がわかることかと思いました。
この点は、アトミックノートのおもしろいところだと思います。
つまりデイリーノートとしての一連の流れを、アトミックに区切ることによって全体の構成が図示されて、全体構成を認識できるようになるからです。
そうなると、デイリーノートをアトミックに切り出したあとに、改めてデイリーノートの全体構成をとらえてみるのが良さそうです。全体としての論旨展開がつかめると、そのデイリーノートからさらに考えを深めて発展することができるかもしれません。
デイリーノートとアトミックノートは一方通行の関係ではなく、それぞれを相互に俯瞰することでいろんな関係性が見えてきそうです。まだまだアトミックノート初心者なのでアトミックの切り出し方やタイトルの付け方は難しいところもあり手探りですが、アトミックノートのおもしろさの片鱗に触れたような気がしました。