2025/6/1
#生活ロギング 2025/5 2025/6/2 - 2025/5/31
読書記録
『中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)』
『街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)』
『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』
/choiyaki/20250531日誌
ありがとうございます!
ついに『中動態の世界―意志と責任の考古学―(新潮文庫)』を世界を読み終えました。
5月4日に読み始めて6月1日に読み終えたのでちょうど1ヶ月ぐらいかけました。
重厚な書籍なので、章立てに対応するように記録をつけて読みました。
全体の進捗割合を把握しながら進められるので、記録をつけながら読む方法は自分にあっていそうです。
重厚な1冊をがんばって読み終えられた達成感やうれしさがあります。これもけっこう大事だと思います。
@hiranok 平野啓一郎
去年と今年の自分の変化をハッキリ感じたい人は、読むべきだけど読んでなかった古典的名作を読むことです。去年までの自分は『カラマーゾフの兄弟』も『灯台』も読んでなかったけど、今年の自分はもうそれらを読んだことがある人間なのだというのは、大してお金の掛からない、大きな変化の実感です。
この平野啓一郎氏の変化の実感に通じるものがあります。きちんと読み切った達成感です。
中動態の概念
能動態と受動態の対立は「する」と「される」の対立であり、意志の概念を強く想起させる
能動態と中動態は、主語が過程の外にあるか内にあるかが問われるのであって、意志は問題とならない
能動態と中動態の対立では意志が前景化しない
改めて読み返したいところ
第5章 意志と選択 フーコーの議論
第8章 中動態と自由の哲学 スピノザ
文庫版補遺
次に読む本の候補
『街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)』(引き続き読みましょう)
『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』
『問いの立て方 (ちくま新書)』
『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた (ブルーバックス)』
だいぶ渋滞ぎみですが、どれもおもしろそうな本ばかりです。
まずは読みやすそうなゼロからの読書教室にしようかと思います。
ごりゅごさん
めっちゃ細かなことばのニュアンスなんですが、自分的にはあんまり「がんばって好きになる」という感覚はないんですよねえ。
どっちかっていうと「うまくなると楽しいに決まってるから、うまくなるために頑張る」
また、スポーツを見る場合だと「知ってることが多い方がほぼ確実に楽しいから、いろんなこと知りたい」(でも、自分的にはなにも頑張ってはいない。他人には頑張っているように見えるかもしれない)
そもそも興味の対象を好きになるためになぜ「がんばる」必要があるのかという点です。裏を返せばがんばらないと、なかなか好きになれない理由です。
経験則からですが、以下のような理由が考えられそうです。
技能面では、最初の入門段階は基礎練習がメインで単調な練習の繰り返しになる
ピアノならエチュードを淡々と進める感じ
最初に実技をしたときの自分の下手さ加減を受け入れられない
絵を書いてみたものの、あまりにも下手すぎて嫌気が差してしまう
前提となる知識やルールを覚えないと対象のおもしろさがわからない
麻雀のルールや役、戦略が複雑すぎてゲームとしてのおもしろさを考えられない
こうした興味のある対象について、基礎の壁や入門の壁がある程度は存在するように感じていました。
そのためこの壁を乗り越えた先に、対象のおもしろさを知ることができるので「がんばって好きになる」感覚が僕にはありました。
けれどもごりゅごさんの回答では、この最初の壁に対しても「うまくなりたい」とか「いろんなことを知りたい」という素直なモチベーションが働いてご本人としてはがんばっている感覚がないとのことでした。
おそらく最初の入門の壁に対しても、記録やものごとの捉え方が適切でモチベーションの管理が自然とできているからだと思います。
この「自分的にはなにも頑張ってはいない。他人には頑張っているように見えるかもしれない」が技能習得や知識獲得の極地だと思います。対象を各ステージの段階に応じて楽しみながら、おもしろがりながら進められていそうです。
メタ的ですが、この基礎段階の対象に対する練習や習得の姿勢として、記録の付け方や結果に対する認知(気づき)の捉え方のポイントがありそうです。
僕の場合はこの基礎の壁に対して、がんばる=意志としての努力に依存しすぎていたかもしれません。
基礎の壁に対して結果的に努力することは必要ですが、捉え方としてごりゅごさんのように、がんばる意志力に依存しなくても上達できるだけの積み重ねは達成できる可能性もあります。
ふと気づいたのですが、ナレッジスタックのDiscordにごりゅごさんが投稿されているコメントを読み返すと、この練習における壁に対して意志力以外の取り組む姿勢について、ヒントになるようなコメントがたくさんありました。
そもそもこのObsidianのデイリーノートを活用する場も、入門の壁をいかにして克服するか、それを支援・検証する場として設けられたのだから当然と言えば当然です。
この視点から改めてDiscordのコメントやみなさんの投稿を読み返したいと思います。
Obsidianの入門だけに限定しておくにはもったいないノウハウになりそうです。
総じてDiscordや公開Cosenseは思っている以上にいろんな活用方法やアイデアのヒントがありそうです。
あと、もちろんがんばる気持ちを一概に否定するわけではなくて、がんばる気持ちに加えて、記録や認知を工夫することでよりモチベーションを保ちやすくなる方法を検討してみましょう。
あわよくば何か対象を選択して、実践して記録しながら検証してみましょう。
あとは「好きだと思うこと」と「熱中できること」ってけっこう違ってて、これも「好き」を考えるときに大事なことだと思ってます(まだちゃんと論理があるわけではない)
好きと熱中のちがいはたしかにありそうです。ちょっと後日考えるメモとしてのこしておきます