2025/3/21
今日一日仕事したらまた休日です。
三連休よりも得した気分です。
打ち合わせcastもブックカタリストも、聞いている最中にはいろいろ書きたいことを思いつく
だけど車の通勤中に聞いているので即座にメモを取れないのが残念。
思い出しながら少しずつ考えてみる。これはこれでトレーニング。
『村上さんちのところ』で村上春樹が読書感想文について指南していたので引用(同書 2015-04-24 3057/8457頁) よくぞ訊いてくれました。僕は昔から読書感想文を書くのが得意でした。読書感想文を書くコツは、途中でほとんど関係ない話(でもどこかでちょっと本の内容と繋がっている話)を入れることです。それについてあれこれ好きなことを書く。そして最初と最後で、本についてちょろちょろっと具体的に触れる。そうするとなかなか面白い感想文がすらすら書けます。やってみてください。
この読書感想文の書き方を学生時代からできるあたり、村上春樹の才能の片鱗を感じる
決して国語の先生が教えられない感想文の書き方
小説ももちろんだけど、村上春樹のエッセイはちょっとひねくれていて個人的に好き
読書感想文を書く小中学生に求められる暗黙の技能を考える
小説(なんなら純文学)を一冊、きちんと読み終える
内容をコンパクトに要約する
小説の出来事を自分の身近な出来事に投影する
小説の主人公と自分を照らして、新たな気づきを得る
以上を、純粋で道徳的な内容にしたうえで、規定の文字数以内に、手書きで事前のメモなしに書き上げている。
いま思い返しても無理ゲー。そりゃ読書も嫌いになる
読書感想文ってやさしそうなタイトルだけど、つまりは個人的な書評だと思う
山本貴光さんの書評の書き方をBlueskyより引用してみる
本の読み方は、本とそれを読む人の組み合わせによって実にさまざまかと思います。
そもそもその日の気分や体調、お天気や周囲の状況などにもよるわけです。
これはあくまで私の場合ということになりますが、いくつかの読み方に触れてみようと思います。
まずは書評を書く場合。
(というのは、自覚的にやっているので説明しやすいのです)
書く前に3回通読します。
ただ、3回とも違う読み方なので、まとめて3回と言ってよいか分かりません。
1回目:急がず立ち止まらず通読
2回目:1回目で得た概観を手にじっくり観察
3回目:全体を流すように眺めて気になるところで立ち止まる
(書評の際の読書についての続き)
時間にゆとりがあるときは、3回めに読む際、章ごとの要約をノートにつくります。
物覚えが悪くて、読んだことをすぐ忘れてしまう私のような人の場合、この要約がとても大きな手助けになるのですね。
また、印象的な文章は抜粋してこれもノートに書き写します。
ノートをもとに、最後はパソコンで一つのファイルにまとめます。
プロの技とはいえ、これをいきなり事前知識なしでやるのは厳しい
読書感想文と朝の5分間読書は、読書嫌いを加速させている説
そもそも普段、本を読まない学生にその感想文を宿題として課すことに無理がある
アメフトをやったことないのに、いきなり3時間の試合を見て感想を書くようなもの
朝の5分間読書も、5分の細切れの繰り返しではストーリーに没頭できない
読書をしておもしろくなってきたところで強制的に終了されるときほど悲しいときはない
自分がどのように読書好きになったか
両親がよく本を読んでいた
家の近くに本屋があって、しょっちゅう通っていた
文庫本や新書はわりと気兼ねなくいつでも買ってもらえた
買う本の種類や内容について、両親から自分へ注文がなかった
前に買った本が途中で挫折しても、怒られることなく次の本を買ってもらえた
この2つが重要だと思う。
読みたい本を好きなときに好きなように読める安心感。読書の心理的安全性が重要だったと思う
仕事という概念について`はぜひページとして切り出して欲しい今日この頃。
この生活ロギングを始めてから、ちょっとだけ知的生産の門前に立てているような気がしている
読書が好きでブックカタリストを聞きはじめたものの、知的生産に関しては縁遠い分野の話に感じていた。
いろいろ本からヒントを得て過去に書いてみたものの、いまいち続かなかった経験
今にして思えば、知的生産としてやるぞと肩肘張って緊張感があった気がする。
一方でこの生活ロギングでは、自分の日常を題材に、日頃の考えをメモしておくぐらいの軽さからスタートした
まだ数日だけど、結果的に日常の出来事ではなくて、日頃の思想を書き連ねるようになっている。
外部の学問や概念に対してではなくて、自分の毎日の思考が出発点になって、メモを取っている
これが結果的に僕にとっての知的生産の初歩の初歩といえるものになっているのではないか。
これをふまえて冒頭の倉下さんの引用
思った以上に、思考ログについて複合的にいろいろと書けているログがある。
毎日あれこれ思ったことを書くだけでも、いまけっこう楽しい。
それをネットワーク化、アトミック化したらどうなるか、実感がわかないのでやっていなかった。
せっかくだから生活ロギング(というか思考ログ)を毎日の単発で終わらせずに、相互リンクをきちんと形成してみる
フェーズ1:思ったことをいろいろ書き連ねる
フェーズ2:関連しそうなキーワードにログを集約してカード化したり、リンクでネットワーク化をしてみる
いかにせよ、手探りで進めていくので、どうしたらフェーズ2が上手くいくのか、フェーズ3は何になるのか、いまはわからない
どんなものが実感できるか、興味を持ちながら、ログを書いてネットワーク化を進めてみる
いったいどんなネットワーク化ができていくのか、それがどのような影響や活用となるか。楽しみ。
この手探り感をたのしみながら、おもしろがりながら進めてみたい。
とはいえ挫折してしまっては元も子もない。
あくまでも日常を出発点にした思考ログとして、気ままに思索を書き連ねるスタンス。
でもどうせ書くなら、カード化やネットワーク化してみたほうがおもしろそう
生活というか趣味としての思考ログ=知的生産をどうやって進めていくか
久しぶりに気になる箇所を読み直してみる