事例解説アウトライン2021-02-08
大口需要者向け段ボールケース審決
何か特別な論点のある事例であるというよりは、よくあるカルテル事件です。よくあるカルテル事件における当局による認定の構造を、最近の事例で見てみましょう、という趣旨です。
違反要件について、特に「5-11頁」と「30-42頁」。
課徴金について「43-59頁」。
段ボール関係では、同日に「東日本地区に交渉担当部署を有する需要者向け段ボールシート」等の審決もありますが、単に、短いほうを選びました。
ご参考
公取委発表資料の一覧
意思の連絡の立証に向けた種々の認定
事実認定
5-10頁
30-34頁
一般論
34頁
一般論の本件への当てはめ
35頁
結論
36頁
反論への対応
36-39頁
一定の取引分野
40頁 特定ユーザーごとに分かれるか
競争を実質的に制限する
41頁ア 具体的に認定
課徴金
実行の始期
43頁 値上げ予定日
本件:違反者ごとに異なる
特定ユーザーに供給したものが「当該商品又は役務」に該当するか
48-52 それぞれ
売上額・・割戻金 52-
値上げ幅の上限 49
関連事件との重複 10-11