ハーピーのライフサイクル
ハーピーには、季節や月の巡りに合わせた生理周期を持っており、大きく分けると、羽が生え変わる換羽と、無精卵を産む生理産卵がある。
また、思春期を迎える頃に、幼綿羽から正羽に生え変わる若換羽(トヤ入り)がある。
換羽について
換羽には、毎月の生理産卵に合わせて行われる軽度の換羽と、毎年行われる全身の羽を取り替える大換羽が存在する。
季節毎のハーピーの体の変化は以下のようになる。
春
冬が終わり暖かくなってきた頃、防寒のために蓄えた羽毛を入れ替える、大換羽が行われる
大換羽の開始時期、重さ、期間等は、個体やその時の体調によってまちまちで幅がある。開始時期については、早くてまだ寒気のある早春から、遅いと十分暖かくなってきた春の中頃になる事もある(2月〜4月)
大換羽の重さについては、ところどころ羽の薄い箇所がみられる軽度なものから、羽が抜けすぎて地肌が見える程重度な換羽になる事もある。大換羽の期間も、この重さに比例し、短くて半月、長くて一月かかる事もある。
大換羽中は、体力を大きく消費するため、生理産卵が止まったり、家でじっとしているなど、活動量が大幅に減少する。この期間を休翼期と呼ぶ事もある
夏
換羽を終えたハーピーが活動的になる。
産卵周期も安定し、婚姻儀礼や長距離飛行が盛んに行われる。
秋
冷え込みとともに、羽毛の密度が増して来る。
特に寒冷地のハーピーは、下羽と呼ばれる細かい綿羽を増やし、冬に備える
食欲が増し、皮下脂肪も厚くなる時期
収穫祭の時期とも重なり、食事量が増える。
古い羽根を燃やして、冬の無事を祈る風習を持つ所もある
冬
最も羽毛が豊かになる。
代謝はやや下がり、(自発的な)長距離飛行は控えられる。
生理産卵
ハーピーは月に一度程度の周期で、無精卵を産卵する。
これは概ね人間の月経に相当するが、ハーピーの場合は無精卵の産卵と言う形で現れる
トヤ入りについて
幼いハーピーは成人したハーピーよりも下羽のようなふわふわした羽(幼綿羽)が生えている。
子供の羽から大人の羽への生え換わりが、7歳~10歳頃に行われる。トヤ入りを終えた頃から、周期的な産卵が始まる。
初期の産卵では、卵殻の形成が不完全で、(爬虫類のような)膜の殻を纏った卵を産卵する。半年ほどで徐々に卵殻のしっかりした無精卵を産卵するようになる。
トヤ入りが無事終了すると、大人への第一歩を歩み始めたとして、お祝いする習慣がある。