ラディカル・フェミニズム
フェミニズムの派閥のひとつ
第二派フェミニズムで登場した新しい運動と思想
性差別的な規範それ自体を独立変数として状況を分析する
その規範を記述する鍵概念が家父長制 (patriarchy)
市場を問題にする理論である社会主義婦人解放論 (マルクス主義フェミニズム) とは異なり、家庭を問題にする
主として男性の意識改革を目指すフェミニズム
男性の意識改革を目指すとするとき、2 つのことが同時にラディカルフェミニズムにセットされた。
1. 男性はマジョリティであり、女性を抑圧する存在だとする考え
マジョリティとマイノリティの間には権力勾配があり、男性は女性を抑圧する存在
そのため、家父長制を廃絶し、男性の意識を変える必要がある
2. 男女の間には何ら本質的差異は存在しないとする考え
男女間に見られる相違は生得的差異ではなく、家父長制と言う意識製造システムにより社会的に構築されたもの
このように考えないと、家父長制廃絶を合理化できない
これらは、ニューレフトのアイデンティポリティクスのフェミニズムへの適用
ラディカルフェミニズムの男と女の関係を、生得女性とトランス女性の関係に読み替えたのが、ジェンダーイデオロギー / トランスジェンダリズム
関連
/nobuoka-pub/ラディカル・フェミニズム
参考文献
https://x.com/robot_pillton/status/1673582033862549504?s=20
東アジアの家父長制 ― ジェンダーの比較社会学