花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに
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掛詞
花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに
『古今和歌集』、春下、一一三(
小野小町
)
「ながめ」は、「長雨」(長く降り続く雨)と「ながめ」(物思い)の意味。
長雨が振るときは花が見れない。その間物思いをしていて、花の色が(そして自らの容顔も)色あせてしまった、と気づく。
「ふる」は、「降る」(長雨)と、「経る」(年月をわたる)の意味。
古今和歌集の歌
2022-11-22
21:14