最高のプレゼントや
一緒に風呂に入ると、静は10分後に出てきてほしいと言うて先に上がってしもうた。 当然僕はめちゃくちゃ期待して、静の言いつけを守って10分待って風呂場を出た。
「静、もうええかな?」
一応、ドアを少しだけ開けて確認すると、「ええよ」と声が返ってきた。
僕は部屋に入って、静を見て、思わず息を……いや、生唾を飲んだ。
静は紺色のスカーフが付いた白いセーラー服に、丈の短い紺色のプリーツスカートを履いて、こっちを向いて立っとった。 「おかしい?」
僕が黙っとうもんやけん、静は心配そうな顔をしてほう言うた。
「ううん」
僕はなんとかほれだけ言うて、静に近づいた。
「めっちゃかわいいよ」
ため息まじりにほう言うて、僕は静を抱きしめた
「今日一日、ずっとこうしたかったんや」
ずっとこうやって抱きしめたかった。
僕の腕の中で、静がいたずらっぽい笑顔で言うた。
「遥、次はセーラー服がええって言うとったけん。かわいいパンツも履いとうよ?」 「ほれは、見せてもらわないかんな」
僕は静の髪をなでながら言うた。スケベな顔になっとったと思う。
「僕も静が世界で一番大好きや」
僕は静と唇を重ねた。
「僕なぁ、今日一日ずっと我慢しとったんや」
ほう言いながら、静は僕のバスローブをゆっくりと脱がせた。
我慢しとったんは僕のほうよ、見たらわかるだろ?
僕はベッドに静を寝かせた。
静は頬を紅潮させて、潤んだ目で僕を見つめとった。
きれいなぁ、静。神様もびっくりするくらいきれいや。 「いっぱいしてなぁ?」
ほう言うて、静はいつもみたいに小さな舌で赤い唇を舐めた。 僕が静の濡れた唇を指でなぞると、静はほの指を舐めた。
「最高のプレゼントや」
静の言葉と仕草のすべてが、僕を喜ばせた。
ありがとうな、静。僕を選んでくれてありがとう。
大切にするよ、静。一生大切にする。