デファクト・スタンダード
用語解説は以下参照のこと。
経営用語の基礎知識
設計研第3回の楠正憲による講演では、こうしたデファクト・スタンダード化した標準・規格の設計プロセスは一方でインターネットやオープンソースなどの成功を生んでいるが、一方で既存の国家などの公共的なガバナンスが働かなくなることも帰結しているとする。なぜなら情報社会においては、各企業が情報技術の相互連携によって「プラットフォーム」を形成し、消費者を囲い込もうとしたり、さらにモジュール化などによって技術が高度に複雑化・多層化し、イノベーション・サイクルも早まるため、「誰がどの技術を設計した」と明確に主体的・因果的記述をすることが難しくなっていることを指摘している。