『アルゴリズム思考術』の読書メモ
仕事でも、いっぺんに入ってきたタスクが、それぞれ別の優先軸を持っていたりすると、パニックになったりする。 ikkiTime 2018/05/04 18:51
ikkiTime 2018/04/29 16:38
「アルゴリズム思考術」を読む。人間の認知の癖(歪みや偏り)について読むのは、私にとってはいつでも楽しいけれど(遺伝であれ、進化であれ、経済であれ)、そこにひとつまみ、未来へと逆照射して実用性たりえる何かもあってほしいと同時に願うとき、それを満たしてくれる本は意外と少ない。嬉しい。 「マシュマロテスト」について書かれていた。(P245〜P248、6 ベイズの法則) 「マシュマロテスト」とは、3歳から5歳までの子供を集め、マシュマロやらチョコやらの菓子を大人が子供に見せ、お菓子をすぐ食べてもいいが、大人が部屋を出ていないあいだ我慢できたら二個やると告げておく。
子供が目の前の利益に我慢できずにすぐ菓子に手をつけるか、将来約束された利益のために今を我慢するかを試すテストで、意思の強さを試すテストとして知られている。 (そして、このテストを、受けた子供のその後を追跡調査すると、我慢できずに菓子に手をつけた子供はその後も学力も弱く、成功しない人生を送り、我慢できた方は学力が高く、人生に成功していた。という)
意思力の強弱が人生の勝ち組と負け組に分けたように見えるのだが、別の要因も見えるようで、 お菓子の約束する大人がいい加減で約束を破る大人だったり、期待外れな応答しかできず、ガッカリさせる事ばかりする大人だと、つまり信用ならない相手だと、意志の力とは関係なく、大人が戻って来る前に子供たちはお菓子に手を出すという。