「毒にも薬にもならない動画をぼーっと見たい」という需要
ふっと、印象に残った。3色ボールペン方式でいうのなら、緑の線が引かれたような感じ。本筋として重要な部分ではないかもしれないけど。 私はオタク上がりの人格をしているから、「物語は濃ければ濃いほどよい」というようなことを、すぐ感じてしまう。 だから結構歳を経るまで(三十代)、テレビの旅番組的なものの価値が理解できなかった。それが、年齢とともにだんだんと「毒にならない」ことの価値を感じるようになってくる。
たとえその旅番組の途中下車スポットが、中途半端な役者さんによる、中途半端なグルメでも、次の10分間、私の神経に毒になることはない。それを期待できるというのが、大きいことがある。 日常系のアニメにも、似たようなニーズがあるかもしれない。