R-style『情報摂取・外食的文体・記事への評価 あるいは読書について』の読書メモ
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R-style『情報摂取・外食的文体・記事への評価 あるいは読書について』の読書メモ
人間の脳は、情報の消化・吸収にクセがある。
それは、単に認知容易性の高い単語や表現だけで構成された、やさしい文体、という意味だけでなく、
味付けの濃い文体、
柔らかく調理済みの情報(口当たりよく加工された情報)
が、どうしても強く結合しやすい。
脳内の物語構造に当てはめやすいフックを持つもの。
脳内に強く物語を引き起こせるもの。
《脳が喜ぶ文章
味付けが濃い文章、というものがある。
外食的文体と表現してもいいだろう。表現がきつく、感情を強く煽り、もっと読むように私に訴えかけてくる文章だ。
年のせいなのか、私はそういう文体を徐々に受け付けなくなってきている。
脂質と糖質の組み合わせは、人の快感をくすぐる。それは脳に定められた宿命みたいなものだ。そして、言うまでもなく、それらは太りやすい。》
《脂ぎったラーメンを毎日食べることはできないし、一日3食それで済ますのも難しい。
海水の価値
海には水がある。しかし、塩分たっぷりだ。
飲み水にすることはできないし、飲んでしまえば余計にのどが渇く。》
ついでに、消化しやすい加工済み情報、というところで、以前リツイートしていた、下記のツイートを思い出した。情報を咀嚼する顎の力。
satetu4401 2018/01/04 19:01
例えるならテレビや新聞は加工済み食品なのだ「もっと優しい表現をしろ」という老人は、ジャンクフードしか受け付けない精神的デブなのである だがこれからの若い世代はインターネットという野山を駆け回り、そこにある生の情報を調理して食べる世代だ。腹の弱い奴、調理技術の無い奴は死ぬ
☞ ikkiTimeがリツイート
http://twitter.com/satetu4401/status/948696343035363328
satetu4401 2018/01/04 19:00
最新テクノロジーが人に自由をもたらしたが、そこで最も活躍できるのは「テクノロジーに甘えない原始的強さを持った人間」になるだろう 情報の真偽を直感的に判断できる人間、情報の足跡をどこまでも追跡してソースに辿り着ける人間、手に入れた情報を仲間と上手く共有できる人間
☞ ikkiTimeがリツイート
http://twitter.com/satetu4401/status/948697300649431040
タグ 味付け、濃い、表現がきつい、感情を煽る、もっと読むように訴えかけてくる、飢え、飢餓感、渇望感、「じゃ、百年の歴史を見るには、百年かけなくちゃ見きれない。」
20180118