2022/05/09-2022/05/18
マンダラートって、マス目という輪郭があることで、操作可能性という〈アフォーダンス〉をまとわせてくれてるんだよね。
アウトライナーの「・」とかと同じ。
三段の道徳
感動と物語
日本教
囚人のジレンマ
何もしてない自分の存在価値を、1点か、ゼロか、マイナスか、どれととらえているか
自分はどこかでマイナスだと思っているのだろうな
失点がなく、目立つ(ちょっと、まわりから、「おっ」と思われるような)結果を出して、それでようやく、「そこにいていい」ことになれると感じるような
災害のあとに、「誰かと一緒にいられると落ち着く・心強い」とか、天骨渡りじゃないけど、そういうものを「自分もまた与えている」感覚がないんだろうな。
存在価値がマイナスで、資本主義神に成果を捧げて存在を許されてる感
90掃除することで生じる不満
非対称性
恋愛漫画の受動性
雑であることは教義なのだ
善悪
恐怖だけで動いているから、どれだけやっても
満足できない
休日は仕事がしたい(不安だから)
仕事していると、早く終わりたい(怖いから)
会話は苦手で、それは自分が場に合わせて喋らなくてはならないことをどこかで意識していないんだろう。
言いたいことがあればしゃべる、そうでなければ「しゃべらなくてもいい」と思っていると言うか。
流れる意見の振り幅は広ければ広いほどいい
共感は求めない場だが、どんな意見でも一応承認はされて攻撃されない
意見は正直に言っていいが、感想は正直に言ってはいけない
なんで威勢のいいことを言いたがるのだろう
それが許される、あるいは求められるのだろう
どうせ現実の前では妥協するのだから、はじめに掲げる目標からして普通なものであったら、何も成し遂げられない、という感覚があるやだろう。
それプラス、どこか物語的な「エネルギー」への信服がある。宇宙観を「からくり」と思うからだろうか。
こきおろしたい病
愚痴っぽい、説教がましい、ぼやきぶし、何か違うな。
もう少し、なんでも偉そうに噛みたがる、老人の心的姿勢を表せるピタッとした言葉がないのかな。
NHK 沖縄本土復帰50年
ikkiTime 2019/02/22 05:20
選挙で議員を選んでいるだろうというのが議会制民主主義の理屈なわけですが、では、われわれ民衆に政治に参加している実感があるのかというと……
――自信をもって、ある、とは言いがたいですね。
古代ギリシアから続く民主主義の本質は、自分も参加したんだから、その決定には自発的に従おうということだと思います。しかしいま現実にあるのは選挙で投票するだけの議会制民主主義であり、その選挙も往々にして、あまり選びたくもない候補者しかいない。それなのに、自分で選んだんだから責任を持てと言われても、なんだかなあという気持ちになってしまう。
私たちの日常生活は繰り返し(習慣)でできていて、人間は繰り返す行為は熟達し、いとも容易く達成できるようになるので、「行為」というのがあまりに簡単にできるように勘違いしがちですが、実際のところ何かを「行う」のはきわめて難しいことなのです。
⇒何かしら得意なことを、「普通の人」も持っていて、でも、それは別の「普通の人」にはすぐには真似できない。
リベラル・アーツを学んでも、仕事の面では一銭の得にならないかもしれない。しかし、人生や宇宙が見せる壮大なドラマを可能な限り堪能できるようになる。それが、自由に生きるということだ。どのような貧困も、若い日に培ったリベラル・アーツを奪うことはできない。
finalvent 「人生を豊かにする教養」というものと、「知に到達する基礎力」っていう意味での教養をぼくはわけて考えているのですが、「人生を豊かにする教養」という意味ではなく、いざというときに「知に到達する基礎力」という意味での教養も、大学のうちに身につけておくといいのではないかと思います。
いざというときというのは、たとえば司法に訴える事態が起きたから裁判をしなきゃいけないという場面や、難病にかかったから専門医を探さなきゃいけないという問題に直面したときに、学問の基礎でかなり対応できるということです。
⇒とはいえ、それで論文を読むのか。しかも英語か。
人生に対する即物的な答えや楽しみを求めているケースが多いように思います。でも本来、文学というのはそういうものではない。もっとお腹にギリギリとくるものだし、本当に文学って面白いですよ。あなたがいつかトンでもない不倫を犯して友達を自殺に追い込むかもしれませんよ。そういう局面に追い込むことがあるかもしれませんよ。そういうものを描いているものが文学です。
finalvent こういう言い方していいのかわからないんですけど、知識・知というものは、ある程度のレベルに達すれば、アメリカの学会が握っているということが見えてくるようになります。
一定の学問の手順を踏めば、その「知」に誰でも、可能性としては到達できるようになっている。きちんと大学レベルの知識があれば、世界の成り立ちを裏づける知識が見える。その知識が公開されているというのが、民主主義なんですよ。
民主主義というのはあなたに基礎知識があれば、ちゃんと最高峰の学識の上に登れますよと。いや、そこまで登れないのならば、登った人を信頼できますよということです。
学問が信頼できるというのは、まさに大学レベルの知識の成果ということです。
つまり勉強した人は知識を信頼することができる。逆に言えば、個人でも各種の知識を正しく疑うことができる。ということです。
普通の人生を生きるのって結構大変なんですよ。そして大変な人生を生きていくなかで、文学や思想の課題といった陰の部分というものがどうしても生まれてくるんですね。自分はどうしてこういう風に生きてきたんだと、人生のほうが自分に問いかけてくる。
この手の報道機関お手盛りの調査結果じゃなくて、フリーダムハウスの方を持ってこないと…(´Д`)ハァ…>
※日本について 96点/100点
公民権:満点40点
自由権:56点(60点中)
freedomhouse.org/country/japan/…
日本より人口の多い国は人口順に中国(175)、インド(150)、米国(42)、インドネシア(117)、パキスタン(157)、ナイジェリア(129)、ブラジル(110)、バングラデシュ(162)、ロシア(155)、メキシコ(127)で、米国以外全て下位ですね。
@emodra1 時代による環境の変化、さらには若年層が求めるジャンルによる好み、ニーズが「短くて消化の早い音楽」になりつつあるんですよね…
造り手側としては、本来の意図を汲み取ってもらえないのは悲しいものがあります😭💦
出した料理の前菜に手を付けられないのと同じことですしね…
@natsukodachi 売り方の問題が特に大きいですよね。
リスナーに根付いた価値観はもう覆すのは難しいですが、
我々にできることは、
媒体を問わず
掴めるイントロ、魅せるギターソロを作る
これに尽きるんでしょうね。
それをせずにニーズに沿うという甘えは極力避けたいものです💦
@SolidBeatsDTM アイデアや作品がほぼ飽和状態な業界だからこそ、無駄を省いて音楽のキモとなる「歌」をメインに聴きたい気持ちは分からないでもないですが…
これから新たに作曲家になる層は、そういったエゴにぶち当たるので苦労するとは思いますね💦
@sigmacomet こないだの「映像がつよくないと聞いてもらえない」と同じ課題ですねぇ💦
聞いてもらうには、つよい映像で開いてもらい、つよいイントロ=サビで聞き続けてもらわなきゃいけない、という
例えばある実験では、非ラテン系の白人の参加者らに「2018年、白人の住宅購入者は銀行から多額の住宅ローンを受け取りましたが、ラテン系の住宅購入者にはごくわずかな住宅ローンしか提供されませんでした」とのレポートを読んでもらった上で、「白人向けの融資額を維持したままラテン系の人々への融資を減らしたり増やしたりする政策は、白人の住宅購入者に影響を与えると思いますか?」と質問しました。
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調査の結果、20代や30代の被験者は人生の意味を探している傾向が高く、人生の意味を感じることが少ないことが示されています。これは、この年代の人々がさまざまな心理的発達段階を経て、人間関係やキャリアを求めるためです。これは普通のことですが、一方で、人生の意味を求めることはメンタルヘルスに負の影響を及ぼすことも研究では示されています。 ただし、60歳のピークを過ぎると、再び人は人生の意味を探し出すとAftab氏は述べています。
60歳を過ぎると、隠退生活や人との死別、健康問題の増加など、「人生の意味を見つけた」という感覚の理由となっていたものが失われていきます。このため、人は他の理由を見つけ出そうとするようになるとのこと。
何をしていけばいいのかを提示する。(中略)このフレームワークは具体的すぎない方が利用しやすいだろう。
⇒「タスクは書き出し、一列に並べる」とかくらいか。
ライブラリは、価値観によって複数存在しているのが望ましいだろう。「徹底的にサボるためのライブラリ」とか「時短こそ命のためのライブラリ」とか「遊ぶ気持ちで仕事をするライブラリ」とかそういった感じである。
AIは「深入りするな! 孔明のワナだ!」を読んで「笑う」とは思えません。
私たちは、たとえ同じ絵を目にし、同じ文章を読んでも、違う知覚を「創って」います。
見るとき、読むとき、聞くとき、すでにアウトプットは完了しています。目が描き出し、脳が書き出し、耳が鳴らし始めなければ、私達はなにひとつ知覚できないのです。
あえて「情報発信」というなら、その「創りだした」ものを、できるだけそのまま他人にも伝わるように描き出せばいいだけです。 ⇒とはいえ、これがまた、精度高くやろうとすると、見詰めるのもすくい上げるのも難しいし、小さな差異や、不定型な感覚は切り取るのも難しいしで、言うほど簡単ではないし技の高低が確実にある。
⇒しかし、この文章の切れ味や味わいは無二にして相変わらずで、本当、こういうとこなんだよな、この人は。
20代男性って肥満に相当する方が2割ぐらいしかいないので、20代までなら太っていない人を希望するってそんな難しいことじゃないと思うんです。 でも、30代だとだいたい3人に1人ぐらいが肥満。30代後半ぐらいからもっと肥満率は上がって、40代だと4割が肥満ですよ(*1)。薄毛に関しても30代で4割ぐらい、40代だと5割ぐらいの男性が薄毛で悩んでいるみたいですよ(*2)」 「えええ!そんなに!?」 *1 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査結果」肥満及びやせの状況より *2 ボイスノート「薄毛に関するアンケート」より がどうしても出てしまうことです。例えば、2、3日同じ服で登校してくる子。学校ジャージしか着てこられない子。それをコンプレックスに感じている子がいたとしても、担任としては助けてあげられないので、こちらも苦しい。
でも、最近気が付いたのですが、同じことは制服でも言えたのです。Yシャツを1枚しかもってないと毎日洗うので、他の子よりも先にボロボロになります。
【内田】制服でも、目で見て分かるレベルで劣化するのですか。
【長野】襟の黒ずみは家で洗っても落ちませんよね。スラックスも立ったり座ったりするとだんだんへたってきます。制服でも目に見えて変化します。どちらにしてもこの問題はあったのです。 12歳未満の子どもは極めて高い精度で母親の声を識別し、母親の声を聞くと脳の聴覚処理領域だけでなく報酬中枢、感情処理領域、視覚処理中枢、情報処理領域などが活性化されました。一方、知らない女性の声では聴覚処理領域以外の部位は活性化されなかったとのこと。
ところが、同じ実験を13~16.5歳の被験者に対して行ったところ、13歳以上のティーンエイジャーの脳活動は12歳未満の子どもと違うことが判明しました。13歳以上の脳内では、すべての声に対して聴覚処理領域や情報処理領域、社会的記憶を作る領域が活性化し、母親の声だけが特定の領域を活性化されることはありませんでした。さらに、報酬中枢や情報の価値を判断する腹内側前頭前野においては、母親の声よりも見知らぬ女性の声に対してより強く活性化しました。
これはつまり、13歳以上の脳内は母親の声よりも知らない人の声に対して敏感になり、心ひかれるようになることを意味しています。脳活動の変化は13歳~14歳の間に起こり、男女による違いはなかったとのこと。
「3D酔いはとてもありふれた症状です。人間の知覚システムは『体の動きと視覚の動きが伴わない』という現象に弱く、視覚が激しく動いているのに体が全く動いていなかったりする場合、前庭系が3D酔いを引き起こしてしまいます」と、デービット氏は語ります。 デービット氏率いる研究チームによる調査の結果、3D酔いは画面に何かしらの表示が固定されている場合、その症状が弱まることが明らかになりました。例えばゲームならば、レーシングカーの計器盤や飛行機のコックピットなどが常に画面上に固定表示されていると、3D酔いの症状が緩和されるというわけです。
しかし、全てのゲームでコックピットを表示させることはできません。そこで研究チームの一人が思いついたのが「仮想の鼻」をディスプレイの真ん中に表示させる、というもの。
スポーツは少女や女性に体の価値を認めさせ、より具体的な身体のイメージを与えることと結びついているのです。「ダンスは少女たちに体を尊重させ、彼女たちの体が他人にセクシーに見せるものではなく目的のために使うものであるという意識を与え、自身に対する性の対象化を減少させることができる」とのことです
しかし、テレビなどのメディアをあまり見ない、信心深い母親を持つ少女は、自身をセクシーな人形のように見せたいという傾向が高いという結果になりました。「このパターンは『禁断の果実』を表したケースで、極端に信心深い両親によってメディアの病理から過度に守られた少女は、禁じられていることを理想化しだすのです」とのこと。 その後、私はさまざまなところから仏縁フラグを回収して、20代の頃は仏教全体の見晴らしを見て回ることに夢中になった。そして俗世で一生懸命に生きていくための宗教として、たぶん真言宗とその周辺宗派が良いのだなと自分自身で思うようになった。
けれども年を取るにつれて、そういえば、浄土真宗っていいもんだな、としみじみ思い返すことが増えてきた。
いちばん浄土真宗から遠ざかり、奈良仏教~平安仏教にいちばん近づいていた頃の私は、将来の私自身について「やがて自分自身で道を切り開くことに疲れた時、結局、浄土真宗に帰って阿弥陀様の救いを待ち望むようになるだろう」と予測していた。ただ、それが起こるのは60代に入ってからか、病を得て死期が見えるようになってからだと思い込んでいた。ところが実際にはそれよりずっと早く、私は南無阿弥陀仏に回帰しかかっている。
南無阿弥陀仏と唱える以外にもいろいろあるし、いろいろ大乗仏教したっていいじゃないという思いは今でもある。そして相変わらずキリスト教文化とその思想の末裔にも、しばしば胸を打たれてしまう。しかしそれはそれ、これはこれ。郷土の宗派に対する思いが日に日に高まっているのを感じる。まさに、三つ子の魂百までだ。
初対面の人に、自分自身の素性を明かすことを求められることって、ほぼないじゃないですか。
でも、見た目がいわゆる「日本人」とみなされない人は、「お父さんはなに人? お母さんは?」などと親の人種・民族や、親が出会ったなれ初めなどを開示することを求められるわけです。ここに明らかな不均等性が生じます。
この話を学生とすると、「でも、こっちは明らかに日本人で、相手が明らかに周りと違うから目立つし、気になるじゃないですか。好奇心で知りたいって思うことに悪意はない。相手に興味・関心があるから聞いてしまう」と反論されました。
私自身も以前はそのように思っていました。でも、ハーフと呼ばれる人たちが内心そうした周りの言動をとても負担に感じており、そのような発言をぜひやめてほしいと思っていることを少しずつ知って、結構ショックでした。それこそ、「悪意がないんだからいいじゃん」的な発想を私も持っていたんですね。
そのときに彼の仲間が「なんで俺たちに言ってくれなかったんだよ」と言った。「水臭いじゃないか」的な口調で、不満をぶつけたんですね。すると「俺は俺が言いたいタイミングで開示するよ」と、ミックスルーツを持つ学生は答えたそうです。それだ!と、私にとって理解できた瞬間でした。
ミックスルーツを持つ学生は、別に周りの友人に自分のルーツを最初から開示しなければならない決まりがあるわけではない。本人が自分の意思で決めたタイミングで開示すればいいんだ、と私自身も腑(ふ)に落ちたのです。
例えば、さすがに最近はないかもしれませんが、職場に女性の水着姿のポスターを張る、などもそうです。
また、女性が就職面接で通された部屋に、その会社の歴代社長の写真が並んでいたとする。それが全員男性だったりして、面接官もトップの人はみな男性だとしたら、そうした環境の中にも隠された攻撃性は感じられます。
企業側は自社の歴史を誇る意味で飾っていたとしても、面接を受ける女性にとっては「ここは男性が昇進に有利な企業である」「女性はなかなか昇進しない」「女性は肩身の狭い思いをしてしまうのでは」などのメッセージとなるからです。だから、そういう部屋でわざわざ面接はしないとか、そこまで意識しないと、マイノリティー(この場合は性自認が女性)が攻撃性を受け取ってしまいます。
アフリカから留学してきた学生が、日本の満員電車で誰も隣に座ってくれない、と言うのです。いつも自分の座席の横は空いている。こうした行為は、その留学生からすると「自分の肌の色が原因で忌避されている」と感じるわけで、当然ながら傷つきます。「朝電車で通学しなければならない日は憂鬱になる」と言っていて、そのように「また今日も同じことが起きるかもしれない」と感じると、外出することもおっくうになるなど、行動にも影響を及ぼします。
最初の講義では米国の「白人特権」を取り上げるのですよね。
◆「白人特権」から入る理由は、自分自身の「特権」についていきなり突きつけられるのは、心理的にきついからです。なので、ワンクッション入れて、自分の属性とは少し距離のあるものから始めると、「特権」がどういうものなのかの理解を得ることができます。
その次は、社会階級による特権を取り上げます。これも学生には比較的受け入れられやすい特権の一つだからです。
60項目の質問に答えることで、自分の所属する社会階級がどれほど特権を持っているかを数値化できます。
例えば「子ども時代、いくつ習い事をさせてもらっていたか」「小学校で給食費を払うことができたか」「学校でついていけない教科があったか」「塾に通っていたか」「中学校は私立学校だったか」など。上智大生は中高一貫の私立校出身者が多いですが、周囲のクラスメートたちと自分が似たような属性や境遇なので、自分がいかに優位な立場にいるかということになかなか気づけないのです。
臨床心理士の水木理恵さん(福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター)が、上智大生用に作ってくれたエクササイズ
「親に感謝しなければならないことが分かりました」という感想だけで終わってしまっては意味がないのです。より社会が公正になるために変革する側につく、ということをしない限り現状の社会構造を維持するままになってしまいます。
「あなたは『特権』を持っています」といきなり突きつけられるのは、マジョリティーの側だって苦しい。「特権」を自覚した上で、より公正な社会へと変えていくために、必要な学びとは何なのか。連載2回目に続き、上智大教授(社会心理学)の出口真紀子さんに、「特権を自覚する」をテーマにした講義について聞いた。受講した大学生たちに、いったいどんな変化が見られたのだろうか?【オピニオングループ/小国綾子】
社会階級による特権
――出口さんが上智大学で行っている「特権を自覚する」がテーマの講義について、続きを教えてください。最初の講義では米国の「白人特権」を取り上げるのですよね。
◆「白人特権」から入る理由は、自分自身の「特権」についていきなり突きつけられるのは、心理的にきついからです。なので、ワンクッション入れて、自分の属性とは少し距離のあるものから始めると、「特権」がどういうものなのかの理解を得ることができます。
その次は、社会階級による特権を取り上げます。これも学生には比較的受け入れられやすい特権の一つだからです。
具体的には、養護施設のカウンセリングなどに携わる臨床心理士の水木理恵さん(福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター)が、上智大生用に作ってくれたエクササイズを使います。
60項目の質問に答えることで、自分の所属する社会階級がどれほど特権を持っているかを数値化できます。
例えば「子ども時代、いくつ習い事をさせてもらっていたか」「小学校で給食費を払うことができたか」「学校でついていけない教科があったか」「塾に通っていたか」「中学校は私立学校だったか」など。上智大生は中高一貫の私立校出身者が多いですが、周囲のクラスメートたちと自分が似たような属性や境遇なので、自分がいかに優位な立場にいるかということになかなか気づけないのです。
「親に感謝」を越えて
このエクササイズの後、学生たちは自分たちが経済的に恵まれた家庭に育ったこと、勉強に専念できる環境にいたことに気づかされます。ただ、「親に感謝しなければならないことが分かりました」という感想だけで終わってしまっては意味がないのです。より社会が公正になるために変革する側につく、ということをしない限り現状の社会構造を維持するままになってしまいます。
そこでさらに水木さんから、児童養護施設で育った人たちの話をしてもらいます。大学進学率がとても低いこと、現状では18歳で施設を出なければいけない場合が多いこと、アルバイトを一生懸命にやっても生活費を稼ぐのに精いっぱいであることなどを話してもらいます。
学生たちは、安定した家庭で育てられるという特権、大学に行かせてもらえる特権に気づき、「大学に行けないのは、本人の努力不足」といったひずんだ考え方を学び直す作業をします。
白人特権と社会階級特権で講義の1~5回を費やします。6回目からは、ようやく男性の持つ特権を取り上げます。
「男性特権」は6回目から
――なるほど、比較的受け入れやすい特権から教えていき、「男性特権」はその後なのですね。 ◆授業の最初からいきなり「男性特権」を取り上げると、やはり抵抗・反発が起きやすいのが現状です。なので、白人特権や社会階級特権について学びながら、特権という概念についてある程度認識し、そういうものがある、ということを納得した上でいよいよ「男性特権とは何か」という話題に移るのです。
やはり、ここでもいきなり「男性特権とは」で始めることはしません。まずは「女性特権はあると思いますか?」という問いから講義に入ります。
自閉症であることをカモフラージュする女性たちは、それぞれが独自の方法で対処方法を編み出しています。例えば、会話を始めることが苦手な場合は、話の始めに笑う練習をしたり、冗談を練習したりしたそうです。ジェニファーさんの場合、他の人の行動やジェスチャー、言葉遣いなどを学び、自分が思ったまま話せるようにしばしば鏡の前で練習するそうです。 また、デレーンさんは予定外の状況などでイベントが時間通りにスタートせず自分の中のイライラが爆発しそうな時などに、自分の不安定な状態を周囲に気取られないようにするため、あえて「怒ってるから集中できないの。だから今話すことはできないわ」と相手を突き放すそうです。
さらに、ライさんいわく「多くの自閉症の人にとって、自己刺激行動は自分を落ちつかせたり自制したり不安を和らげるための手段となっている」とのこと。この「自己刺激行動」には、手を振ったりその場で回ったりひっかいたり頭を叩いたりするというものがあります。 幼少期から自身と他の女の子たちがあまりにも違っていると感じていたそうです。しかし、自分の好きな女の子たちについて学び、「相手が好きなものはすべて好きなふりをし、相手が行く場所にはすべてついて行けば、相手は自分を受け入れてくれるでしょう」と、自身の経験から自閉症でも周りに受け入れられるための方法はあると語っています。