デッサン
デッサンとは何か
抽象画家である木嶋彰先生個人の見解は、メモなどと同じで頭の中にあるイメージを外に出し、ずれを確認するための作業
どこかひとつ基準を決めて、それと比較して別の箇所を調整していく
絶対的な基準はない
一箇所直すと複数箇所直す必要が出てくる
色の感覚を鍛える訓練にもなる
今も毎日しているらしい
西洋美術の歴史的には写実的に描くことが目指されたが、写真が登場し、抽象美術が発展したことにより意味合いが変わってきた
トヨタに就職した教え子は最初の3ヵ月でひたすら立方体をデッサンさせられた
車の左右0.1mmのずれを認識できる人がいる
片目で鉛筆を立てる仕草は何をしているのか
鉛筆を使って絵の垂直や並行、角度や長さを確認している
見えたまま写しているつもりでも、脳の補正でずれが生じる
鉛筆以外にも壁などを参照することがある
透視図法などのロジックと照らし合わせて歪みを検出する
平行な線が画面奥に行くに従って広がっているのはおかしい、など
本来はそういった参照なしにできると良いが、訓練が必要
技法
ハッチング
鉛筆を立てて線の重ね方で陰影をつける
シェーディング
鉛筆を寝かせて広く塗る感じで陰影をつける
はぎとり
鉛筆で紙の目を潰すように黒く塗り、消しゴムで消して陰影をつける
参考