美術
若い頃はコンピュータによる表現こそが先端で他の表現形式は時代遅れのものという感覚だった
あるいは最低でも「現代」美術と名のつくものにしか興味がなかった
もっと長いスパンで考えると、膨大な歴史を積み重ねてきた絵画や彫刻などが、人間の営みとしてそう簡単になくなったり古くなったりはしないと考えるようになった
それぞれの表現形式において先端的な分野や問題意識は当然ある
常に対象となる範囲は変更され続けている
現代の我々が美術と認識しているものと昔の人が作っていたものは必ずしも同じ意図で作られているとは言えない
あくまでスナップショット的に現状を伝えるのが限界
実務家として語れることは少しある
論文としての成立するくらいのものを書きたい
美術との出会いによってあらゆるものの興味が開かれた
メディアアートから数学、計算機科学、法律、建築、料理、哲学など
あらゆる分野を浸食しながら、美術の文脈に載せる
実は良し悪しがあんまり分からない
ある程度以上の人間なら共有できる質の話
講評で講師が迷いなく順番に並べられるような感覚
美術史
美術の歴史
大抵は洞窟の絵画から始まる
数千年単位で描き継がれた跡も残っている