書籍・論文以外の出典表記
from 出典表記(引用・参照)の方法
関連:書籍・論文の出典表記
2023-12-18 - 掲載(ただし改訂予定)
概要
ここでは、書籍・論文の出典表記とは異なり、次のような情報源を引用する方法について説明します。
著者が明らかではないもの
情報源の内容が容易に改変・削除されうるもの
公刊されていないもの
該当する情報源の例
ウェブページ
新聞記事
雑紙記事(論文誌以外のもの)
インタビューや実地調査(フィールドワーク)などの記録(フィールドノート)
私信(手紙、Eメール)
政府統計などの統計データ
研究所やシンクタンクなどによる調査報告書
組織外部者の閲覧が想定されていない媒体(e.g., 社内報、非公開の社史、グループウェアの記録)
分析に用いたソフトウェア
どのように引用すればよいか
基本編
原則として「文中の簡易注 & 文献リストの組み合わせ」ではなく、脚注・文末注を用います。
see 出典表記の見本#657ffe0a6b512d0000b3fa82
この場合、指示が無ければ文献リストには記載しなくてもよいと考えられます。
ただし、文献リストとは別に参考URLリストを要求される場合など、例外はあります。
ウェブページの引用に関する補足事項
応用編
実地の概要など、研究に欠かせない情報は本文に書くこともあります。
see 出典表記の見本#657ffe0a6b512d0000b3fa86
政府が刊行する白書や、調査会社の報告書などについては、簡易注方式が比較的採りやすい場合もあります。
e.g., 中小企業庁が2019年6月に発刊した印刷版の『2019年度版 中小企業白書』の場合
文中引用:中小企業庁 編(2019)によれば……
文献リスト:中小企業庁 編(2019)『2019年度版 中小企業白書』日経印刷.
ただし、白書は電子版も充実しているので、そちらを引用すればいいと思います。