アドベントカレンダーの形、参加すること、主催すること
アドベントカレンダー25人しか書けない問題、というものがある(ない)。
じつは何人書いても良いはず
何年か前くらいから、25人しか書けないので自分が入ったら他のもっと書きたい人が書けなくなっちゃうかな...っておもっちゃって及び腰になってしまったな...jgs.icon
似た感情として、ちょびっとしか興味がないだいぶ人気なアーティストのライブの抽選とかも当たっちゃったら申し訳ない気持ちが出てしまう、というのがjgs.icon
ひと枠に二人でも三人でもいい,という発想はありそう
atnd なくなってた
なお、翌年のアドベントカレンダーも100日以上続いている
12月でなくても、いつでも書けば良いと思う
事前に予約した日まで公開できないのが嫌
同じアドベントカレンダー内の誰かからフィードバックが来た事がない
フィードバック無いならただのリンク集でいいのでは
より多くの人に見てもらいたい場合は良いのか?
これらを受けて、アドベントカレンダーの形、参加すること、主催すること、それぞれの意味についてなにかを述べる予定です taizooo.icon
まずはアンティパストとしてインターネット・アドベント・カレンダーの歴史についてお楽しみください :)
こんにちは、非営利団体リブログ・コモンズ事務局です。本アドベント・カレンダーの場をお借りして、インターネット・アドベント・カレンダーの歴史について述べたいと思います
それでは始めます。まずはこちらからどうぞ
https://gyazo.com/081e7a4dd3314c7e9e25b76f9711088d
https://gyazo.com/4ebd2b5c3b7ff89eb764fb6f85166ec5
ざっくりキリスト教の行事ですね
結局、なぜ advent calendar なのかとか、なぜ25人しか投稿出来ないのかという問いは、なぜクリスマスを祝うのか(楽しむのか)という問いに繋がってしまいます
はっきり言って、そこを問うことにあまり意味はないです
なぜインターネットで Advent Calendar になったのか?
世界最初の perl module advent calendar がどのように始まったのか
というのは、なかなか興味深いです
The Perl Advent Calendar is an online advent calendar that features a different Perl module each day for the twenty four days of advent, and an extra module on Christmas day.
Perlアドベントカレンダーは、アドベントの24日間は毎日違うPerlモジュールが登場し、クリスマスの日には追加モジュールが登場するオンラインのアドベントカレンダーです。
Or if you're not Christian, it's a site that annually features descriptions of a new module for twenty five days starting on the first of December.
あるいは、あなたがクリスチャンでない場合は、毎年 12 月 1 日から始まる 25 日間の新しいモジュールの説明を特徴とするサイトです。
参加者の視点じゃなくて、閲覧者の視点
そしてそれがどのように日本に伝播して定着したのか
今回は、Perl 界の lazy な人々にあわせて、ちょっとしたルールを設けて楽しい感じでやってみました。そのルールとは
原稿は、バトン式で、前日に原稿アップした人が指名
原稿を落とすと、それまでに書いた人全員にすしをおごるルール
です。シンプルですね。前日になるまで自分が書かなきゃいけないということがわからないので、スリリングです。また、考える時間が一日しかないので、手元にあるネタで書くことになるので、実践的な tips が集まりやすいということもあります。5分でさくっとかけるような tips でいいのです。そういう tips の方が意外と有用だったりするのですから
キャッキャウフフ
閲覧者の視点じゃなくて、参加者の視点
当時、インターネットはまだ小さく lightweight language のコミュニティは強固で高い熱量がありましたから、 そのコミュニティに属している、貢献している、ということの証明には、大きな名誉があったわけです
ロックスター
インターネットが大きくなり、コミュニティが大きくなり、そして JPerl Advent Calendar は大きく拡大して自らの重さに耐えられず途絶えてしまいます
断絶、分断
なぜ「アドベントカレンダー」は残ったのか
興味深いのは「ブログ」は衰退したのに、「アドベントカレンダー」は残った、ということです
ハレとケ
「ブログ」はケ
「アドベントカレンダー」はハレ
ハレ、祝祭
コミュニティは残っているのか
狭義におけるコミュニティ
つまり一つのアドベントカレンダーを毎年開催出来るサイズのコミュニティ
アドベントカレンダーで扱えるサイズのトピックスを毎年継続し続けることが出来る、ということ
かつてのロックスターたちも、世界の穴を塞ぐのに精一杯だ
コミュニティは木っ端微塵だ
お一人様アドベントカレンダー
25日間、完走しないアドベントカレンダー
オルタナティヴな位置
ルールは簡単! そこに url があるならば、それを貼るだけ。
普遍な位置
ベストとは
不変な位置
2019年とは
あいまいな位置
「心のベストテン第一位はこんな曲だった」
アドベントカレンダーを主催するということ
主催者にとってこれが大事だ、と思っているのは次の3点
「アドベントカレンダー主催者の三つの責務」
1. とにかく25枠を埋めること
埋まらない場合には当然、主催者が埋めることになります
それはそれは、惚れ惚れするような埋めっぷりでした :)
2. 1日目は自分が join すること
そりゃまあ当然ですよね。25日間完走させるためにはまず1日目から
そして、1日目はまだ「場」が全然温まっていない、というのがあります
渾身の一撃で「場」を、まっ黒焦げしてやるゼ
っていう気合でやってやっとほんの少しばかり「場」が温まるわけです
3. そして25日間、完走させること
そのために毎日叫ぶわけです
オレだ
この3点以外、コントロール出来ることはありません
やり方はさておき、これらはかつて、インターネットのアドベントカレンダーでは普遍的な原則であったと思います
アドベントカレンダーに参加するということ
かつて reblog advent calend*e*r というものがありました RAC7889
秒速7889m とは
ただバカみたいに寄ってたかってリブログするだけの馬鹿騒ぎだったのに、そこにはドライブする感じがあった
集団によるフロー体験
祝祭、ハレ
Finding Flow : The Psychology of Engagement with Everyday Life
邦題が良くない。悪すぎる
The Rise of Superman : Decoding the Science of Ultimate Human Performance
アドベントカレンダーとは、横一線で全員いっぺんに走って、とにかく勝ちたい、というもの
たとえが悪くて、ここで言いたかったのは
記録を出す/勝負に勝つ
ではなくて、重心が
情報を中心に考える/人を中心に考える
にあるのではないか?、という話
「成功とは勝つことか、最善を尽くすことか」
reblog advent calend*e*r というのを経験しているかどうかというのは大きくて、アレを経験していないとオレの持っている実感は伝わらないよなーと思う
「誰もが勝手に観たいものを観て、感じたいように感じるのだ。まあ気にするな」