評判
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大丈夫。ファミ通の攻略本だよ。
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p98
評判には2つの役割ー評判を立てられる側にとっての役割と、評判を情報として受けとる側にとっての役割ーがある。例えば、A子さんについて、「あの人はいつも友達の悪口を陰で言っている」という評判がたったとしよう。この評判は、評判を立てられたA子さんにとっては「罰」としての役割を果たす。また逆に、「あの人はすごくいい人手、友達が困ったときには親身になってくれる人だ」という評判が立てば、その評判はA子さんにとっての「報酬」となる。このように評判は罰として、あるいは報酬として働くことによって、評判を立てられる人の行動をコントロールする役割を果たすことになる。評判のこの側面を、ここでは、評判の統制的役割と呼ぶことにする。それと同時に、評判は、評判を伝え聞く人にとっては、評判を立てられた相手の人間性を判断するための情報としての役割も果たすことになる。これを、評判の情報提供的役割と呼ぶことにする。
出典
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どうしてシュレッダーの袋を取り替えた「だけ」なんですか??!!
やりやすい場所の作業だけ数分手伝って、三代先まで恩を売るタイプ
知らない人間の信頼度を予測できれば、そのメリットは大きい。誰かと協力するという決断が、損失ではなく利益につながる可能性が高まるからだ。また、相手の信頼度を予測できれば、しっぺ返し戦略のような手堅い戦略にすら伴う問題も避けられる。つまり、初めての相手とでも損をしないようにすることができる。さらに、専門的でしかも幅広いビジネスが当たり前になっている今、社会で起こる問題も解決できる。ある業者が粗悪な製品でだまそうとしていても私にはわからないかもしれないが、たとえば二年前にキッチンや浴室をその業者に修理してもらった人にはわかるだろう。同様に、インターネットを使えば、複数の業者から合い見積もりを取ることも、業者の誠実さについて見知らぬ人が投稿したクチコミを探すこともできる。
したがって、評判は信頼がかかわる問題の一番の解決手段と見なされることが多い。これは「間接的互恵性」と呼ばれる。他者の経験から恩恵を得るメカニズムだ。もし、ある業者が誰かに対して誠実に振る舞ったら、この行動は、その業者が別の人にも誠実に振る舞う見込みを示す手がかりと見なせる。同じように、もしその業者が一度手抜き工事をしたら、また手を抜くだろうと大半の人は思う。とすると、相手の評判を正確に知ることができると仮定すれば、相手をつねに信頼する選択は、たとえ初めて出会ったときであっても最良の戦略ではないということになる。
評判には別の利点もある。評判は、他者を信頼すべきかどうかの判断の手がかりになるほか、みなが誠実に振る舞う可能性も高めてくれる。経済学で「将来の影」と呼ばれるものの影響を誰もが受ける。もしあなたが誰かをだませば、悪評が立つだろう。そして、あなたは信頼できないという噂が広がり、将来の利益は資産の面でも人間関係の面でも減少してしまう。しかも現在のデジタル時代では、評判はこれまでになく簡単に入手できる。