自伝的記憶
自分が関わる過去の経験についての記憶のことである。この記憶の想起においては、想起されたことの中に自分が含まれており、その時の感情や心的状態などが構成要素の一部となっている。また、こうした記憶は、実験室の中の記憶とは異なり、自己、アイデンティティ、他者との関わりなど、生活上きわめて重要な役割を果たしている。
出典
『教養としての認知科学』
, p31
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