書体効果
同じ言葉であっても、どのように言うかで印象が変わるのと同様に、どのように書くかということが、印象を大きく左右する。たとえば手書き文字でコミュニケーションをとる場合、書き殴ったような乱暴な文字を書くと、相手を尊重していないと受け取られる可能性が高い。また、大きな骨太の文字で書く場合と、小さく弱々しい文字で書く場合とでは、印象は変わる。
押木・寺島・小(2010)および押木・渡邊・高田・伊藤(2013)は、手書き文字の書き方が相手に何を伝えるかを実験的に検討している。一般に手書きは温かみを感じるとされるが、手書きであればどんな書き方をしてもよい印象を与えるわけではない。手書き文字の書き方が整斉(整いそろっていること)であり、配列がよい(押木らによれば、文字が大きめで、特に協調したい部分が大きくなっている。言葉のまとまりを考えて改行している。用紙全体を効果的に使っているなど)場合には、受け手によい印象を与えるという結果を得ている。また、汚い字、小さい文字、細かい文字などは、書き手が「読み手のことを思って書いていない」「気持ちを込めていない」といった印象につながるとしている。
出典
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声が細い
https://gyazo.com/6dab003b388014f777938bd79c01f72c
やわらかい
https://gyazo.com/e79e3feedf1518fed1e75db25757e2c3
漢字は新ゴ
https://gyazo.com/05579d4aa1548d8d47c774ac4fc85518
漢字は新丸ゴ
広報
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