抽象と捨像と概念
ある時点で認知できた一部の特性に注目して「〜とは、こういうものだ」と決めてしまう操作を「概念化」(conceptualization)と言う。概念化するのは、我々がものを考えるときに考える内容の単位が必要だからだ。こうして概念化によって形成された思考単位を「概念」(concept)と言う。
概念化に当たり、一部の特性を取り上げる操作を「抽象」と言い、残りの特性を注目の対象から外すことを「捨象」と言う。
抽象の価値
1.名詞が少なくて済む
2.同種をまとめて考えられる
3.まとめて考えたことについて、コミュニケーションできる
4.存在しないものについて考えられる
5.規則性を見出して、予測に使える
2,4,6,8,10
次に来るのは12?
分かっている範囲の外まで同じ規則が成立すると見なす予測法を外挿という
1,3,X,7,9
Xは?
範囲の内側で欠落部分を同じ規則で補う予測法を内挿という
当てはまらない部分を捨象して多くが当てはまることを抽象化すると一般化
多くが当てはまる部分を捨象して、当てはまらない部分に光を当てるのが特殊
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