学習方法
私たちは今までの人生を通して様々な経験をしたり、知識を学んできた。
私たちは目標に向かう過程で、現在進行形で様々な経験をしたり、知識を学んでいる。
過去から今までの経験や知識と、現在進行している経験や知識は多くの場合、繋がりが弱いままとなっている。
そのため現在の目標に対して、過去の経験や知識を用いることは限定的で現在進行形の経験や、すぐに役立ちそうな知識を学んでいる。
今の目標が済み、また新たな目標に向かうとしよう。
さきほどまでの経験や学んでいた知識はなかなか使われず、また新たな目標のための経験や、すぐに役立ちそうな知識を学び直すことになる。
今までをふりかえり、過去にあった様々な経験を話すこともできるし、学んだ知識を披露することもできる。
ところが現在の目標に対して、それらは僅かな助けにしかなっていない。
対症療法的になっていると感じてしまう。日々の困りごとをコピペで解決しているように感じてしまう。
どのようにしたら過去の経験や学んだ知識の多くを、目の前の目標に役立てられるだろうか。
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第15章 問題基盤型学習より
自己主導型学習に関する成人学習の原理
対等性
公平性
開放性
敬意
信頼
学習者中心の学び
PBLのプロセスの特徴(Dolmans & Schmidt, 2006)
既有知識の活性化
情報の想起
累積的な推論
理論構築
概念変化につながる認知的葛藤
協調的な知識構成が生じる学習
推論、問題解決、意思決定
マッピング
記憶-構造-効果
精緻化
マッピング
時空間上の位置関係を明らかにする
因果関係を明らかにする
要素感のつながりを理解することでシステムを理解する
現在取り組んでいる問題の固有性を一般的な概念やスキルに結びつけるように推論することで、学生はより一貫性のある知識を構成する。
テトリスマッチ
ノートに書くと学べるのはなぜ?
各表象の統合
言語的表象、視覚的表象、聴覚的表象など、バラバラに処理されている。頭の中で考えても統合は難しい。私たちの知的能力は外界と相互作用することが分かっている。外界に外化することで、より自分達の知的能力を活用する。
パラ言語
無声音
傾聴
書き出す
視覚表象
言語表象
二重発話と二重傾聴
解いたことのない問題
問題表象が適切でない場合がある
観察と分析、前向き推論と後ろ向き推論によって精緻化し、問題表象の再構成する
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方向性
知識の活用する場面において、知識の自覚性と随意性が最大かつ低コストになるような学習方法を探求する。
準備
1..既存の行動のベースとなっている考えや概念をscrapboxに書く(内言の外言化)
2.考えや概念を紐づけ、ネットワーク化する(外在的に生活的概念から科学的概念化する)
3.検索容易になるようにする(実行時にいかにアクセスを簡単にするかか重要である)
この点がまだまだ怪しい
人はたくさんの情報を得るが、ほんの僅かしか用いられていない #ギャップ 実行
1.本を読むなどしてインプットする(孤立した知識、知識のバブル)
2.scrapboxでインプットした知識をネットワーク化する(外在的な科学概念化)
3.行動を起こした際に、インプットが行動に影響を与えるかモニタリングする
tp4gはscrapboxの代わりに付箋を用いて行っている。
学ぶスキルの変化、学ぶシステムの変化を作る
Q.学べているとは何か?
A.自分の行動が変わること
Q.どのように変わると学べていることになるのか?
A.自分の目標が達成しやすく変わっていること
つまり、学びとは変化の一種である。秩序に関する変化の一種である。
Q.学びに質があるとしたらどのようなものか
A.行動が変わり、目標が達成しやすくなりつつあることを、より頻繁に低コストに実現させるようなもの
例えば高コストな学習の例
本を読んだりしてインプットをしても、行動が変わるとは限らない。苦労しても、行動が効果的になるとは限らない。
インプットをしても行動が変わらなかったり、微々たる変化であれば、本を読むのは学びの観点では無駄である。
微々たる変化でも『意味がある』と捉えてしまうのは自己洗脳的である。「意味がある」という主張がなされる場合、多くの場合、価値が乏しい。だから行為そのものに満足してはいけない。慰めになってしまってはいけない。検証としてはどの程度価値があったのかといった効果の評価が必要だ。
では本を読んだりして得たインプットを、より頻繁に低コストに行動に転化するにはどのように考えればよいだろう。
行動は、ある状況において、現状と目標のギャップを埋める際に行われる。
状況
牛乳が必要になった
現状
冷蔵庫に牛乳がない(全て使い切った)
目標
牛乳がある状態
行動
牛乳を手に入れる
書き途中
学ぶとは、ある状況、現在と目標において
本とは、本という媒体形式に合わせて知識や経験が固められたものであり、全てが他人によるものである。私が行動を変えるために作られた形式ではない。
人の行動に関する知識や経験とは、その人自身の形式に合わせて知識や経験が固められたものである。
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現状
学習の目標
現在の学習方法
学習方法の問題
コンテンツ
コンテンツの問題
成果物
成果物の問題
学習要素
転移
継続性
効果性
満足度合い