学習における上司の雰囲気5段階
1.抑止的
学んできたことの使用を上司が禁止している
2.やる気をそぐ
「やってははいけない」と直接的には言わないが、上司が快く思っていないことは確実に伝えられている
3.中立的
研修を受けてきたという事実を上司が無視している
職務が今まで通りに完了するのであれば何も言わない
4.奨励的
学んだ成果を職務に活用することを奨励している
5.要求的
部下が何を学んできたかを上司は把握していて、それを確実に仕事に転用させたいと思っている
多くの企業では3の中立的というのが一般的ではないでしょうか。たとえば、「いつからいなくなるの」と自分の部署の仕事がまわらなくなることを心配したり、まったく無関心というのが典型的な上司の研修に対する態度です。
職場に不在の受講者のために、職場の同僚がその仕事をフォローし、受講者が安心して研修に参加できる環境を作ることは大きな手助けになります。研修中に受講者に電話やメールが入り、途中退席や研修に集中して参加できないような状態を作らないよう、職場のマネジャーや同僚の手助けが必要になるのです
研修「後」に、マネジャーがすべきは、研修で学んだ内容を活かせる機会を作ることです
そして受講生を現場で支援することです
この支援には、受講生に対するコーチングや実践度合いのフィードバックが含まれます
このフィードバックはマネジャーのみならず、同僚によるものも効果があります