ポスト詰まり
昇進において、ポストが詰まっていて、何十年も昇進が見込めない状況。
昇進モチベーションが失われる。
例
早く管理職になってチームを引っ張りたいと思っても、実現するのはかなり先 。課長は早くて40歳、部長職は45歳」
■親分は死ぬまで引退しない……完全な糞詰まり
日本全体が少子高齢化なのだから、暴力団だって高齢化するのは当然ではある。が、急激に若年層が減少したのは他にも理由がある。
最もわかりやすいのは、もはやヤクザでは食えないという厳格な事実である。
組織の代紋はフランチャイズのようなものだが、暴対法や暴排条例といった法整備が進み、看板を使ってシノギをすれば逮捕されてしまうようになった。というより、暴力団の関係者と認定されれば、銀行口座を持てず、アパートさえ借りられず、もはやまともな社会生活さえ送れない。
そのうえ、組織の上がいつまでたっても辞めない。定年がなく、たとえ寝たきりになっても、死ぬまで親分が引退しないので、完全な糞詰まりである。それなりのキャリアの人間に立場を与えなくてはならないが、辞める人間がいないので役職を乱発することとなり、顧問や副会長が100人いたりする。
ボケ老人になってさえ引退せず、絶対の権力を持ったまま迷走し、そのせいで組織が分裂してしまった例もある。
親分たちが死ぬまで座布団を手放さないのは、暴力団組織がネズミ講のような集金システムとして機能してきたからだ。
「事件が起きた時に芋づる式に捕まらないよう、偉い人間はなにも知らないし、何もしない。でかい組なら、トップから3人までは何もしなくても上納金で飯が食える」(広域組織幹部)
ヤクザの上層部にとって、シノギとは、すなわち若い衆に他ならない。しがみつきたくなるのはわかるが、若手からすれば複雑だろう。
【“老人ホーム”化する暴力団の実情とは・・・】 組員全員「年金受給者」層!? 道仁会会長宅に乗り込んだヒットマンは78歳 etc..
量産される役職者
右肩上がりの成長が出来ず、年功序列が壊れた。
中堅社員が一番多くなってしまって、ポストが量産された。
同時に役職手当を用いた給与コントロール。労働法ハック。