コミュニケーションモデル
コミュニケーションモデル
シャノンとウィーバー
シンタクティクスレベル 構文
セマンティクスレベル 意味
プラグマティクスレベル 語用論
第1のシンタクティクス・レベルでは技術的問題が取りあげられ、送り手から受け手にコミュニケーションのシンボルが、いかに効率よく伝達されるかということが問題になる。ここではメッセージの意味はいっさい問われない。
第2のセマンティクス・レベルでは意味的問題が取りあげられ、伝達されたシンボルが、いかに正確に効率よく送り手の意図した意味を伝えることができるかが問題となる。
第3のプラグマティクス・レベルではコミュニケーションの効果の問題が取りあげられ、受け手に伝えられた意味が、いかに効果的に受けての行動や判断に影響を及ぼすかということが問題とされ、そのために受け手から送り手へのフィードバック・ループをも考察の対象とする。
今日では、コミュニケーションを理解する際に、メッセージの送り手が同時に受け手であり、受け手が同時に送り手であるという、相互主体的で連続的かつ循環的な側面が強調される。つまり、コミュニケーションは、送り手から受け手への単なる情報の伝達ではなく、メッセージを媒介にして人々の間で意味の共有化を進め、一つの意味を生成してく相互作用プロセスとして捉えられる。
組織コミュニケーションモデル
組織がクローズドシステムとして理解されていた時代
コミュニケーションは管理階層の上から下への一方向の情報伝達として扱われた。課題は命令の効率的伝達。指揮系統と命令系統を通じた公式のコミュニケーションと、同僚との非公式なコミュニケーションも指摘されていた。
オープンシステムとして理解された時代
単なる情報伝達以上のものであり、コミュニケーションは多義性を削減して当事者間で共通の解釈や認識に達するための相互作用としてとらえるべきであることが認識される
組織は、まさつに組織成員が共有する意味の体系であり、組織的現実はコミュニケーションを通じて社会的に構成されると考えられるようになった。
組織コミュニケーションに関する研究 1960年-1970年代
研究対象を組織そのものから組織化(organize)というプロセスへと移行させる理論を登場させた
組織化
組織化とは、コミュニケーションによって多義性が削減され意味が共有化されるプロセスである。
意思決定ではなく解釈や認識の問題が注目される。すなわち、組織の情報処理は、より能動的でダイナミックな視点からとらえられ、組織は意味形成のシステムとして理解される。
ボームの対話がスケールアップしたものが組織化