エビデンス
検証フレームワーク
#PICO
#エビデンスベースド・アプローチ
エビデンスのピラミッド
https://gyazo.com/573499a25c9743cddbd72401ea8aa33e
出典 http://www.env.go.jp/earth/ondanka/nudge/EBPM.pdf
https://gyazo.com/4793549df808b14011c11def4a270b5e
出典 https://www.rieti.go.jp/jp/events/18121401/pdf/2-1_sekizawa.pdf
エビデンスピラミッドを俯瞰する
https://note.com/zatu1977z2/n/nabccc4e03600
エビデンスピラミッドの誤解
誤解5:最強のエビデンスはRCTである(RCTがなければエビデンスはない) という誤解
上記のような発言は,エビデンス至上主義といいますが,これはEBMとは隔絶された人の発言です.かつては,治療に関するエビデンスの中でもっとも信頼性の高いものはランダム化比較試験(Randomized controlled trial; RCT)であり,さらにその上位にあるのがRCTを統合したシステマティック・レビュー(Systematic review; SR)だという,いわゆるエビデンスにはヒエラルヒーがあるとされていました.しかし,治療以外のカテゴリーでは,倫理的,構造的にRCTが施行できないものも多くあり,観察研究が最上位に来ることもあります.つまり,カテゴリー別にヒエラルヒーが異なることが知られていなかったわけです.さらに,質が低くても,RCTであれば観察研究よりも優れていると誤解されることも多くなったため,現在では次第にこのエビデンスのヒエラルヒー,エビデンスレベルという考えは用いられないようになってきています.
さらに,RCTで証明されていない治療法はエビデンスがないと声高に言われることもありますが,これも間違いです.RCTは効果が小さく,研究を行ってみなければその効果が分からないから行うのであり,明らかに効果のある治療法では,わざわざRCTは行われません.例えば,肺炎患者に抗生剤を投与するのとしないのとで治り方に違いがあるか,などといったどといったことは,RCTを行うまでもなく分かり切っているので,行わないわけです.1例でも明らかに効果が分かるのであれば,症例報告でも強力なエビデンスとなります.
http://spell.umin.jp/EBM.htm