ゆらぎが思考を発達させる
ゆらぎのある準備状態の場合には、実際にうまくいくかどうかは別にしても、さまざまな認知リソースが利用され、各認知リソースに対してその実行結果に基づいたフィードバックが与えられることになる。何度もこうした状態を繰り返せば、筋のよい見込みのある認知リソースの強度が高くなる一方、見込みのない認知リソースの強度は抑制されることになる。ゆらぎのない状態では、そもそも試すべき認知リソースが限られているので、特定のリソースのみに集中的にフィードバックが与えられることになる。
関連
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出典
『教養としての認知科学』