初心者が麻雀で勝ちにいく第2章「牌効率の基本を学ぶ」
この記事の対象読者は麻雀のルールや簡単な用語を知っている初心者の方です
2章 牌効率を学ぶ
2.1 牌効率とは
牌効率とは、打点・速度などを考慮した効率的な打牌選択のことです
1 局の内に 1 人しかアガることができない麻雀において「早い」「高い」というのは正義なのです
ただ、高い打点を狙うのは上級者でも難しく、この記事では(副露なしで)いかに早くアガるかということを牌効率として扱います
https://gyazo.com/9b280ac420711b1ef7605d71d8af817e
要するに、できるだけ早くこの 4 面子 1 雀頭を作るための考え方の基本をこの記事では説明します
向聴(シャンテン)数
さて、説明前に知っておいてほしいシャンテン数というものを紹介します
テンパイ(アガリまであと 1 枚)まであと何枚交換しないといけないかを表す数字です
あと 1 枚有効な牌と交換できたらテンパイする手なら 1 シャンテン、 2 枚なら 2 シャンテン......と続きます
https://gyazo.com/c8e33693df3dc7540498925d9c58abdc
例えばこのような手は https://gyazo.com/738a6fa91dbbcb90b700a0553d0386b4 を https://gyazo.com/74067e4debbc190fe738b8d56cc0d334 のどれかと交換できればテンパイとなるため、 1 シャンテンの手と言うことができます
また、シャンテン数は「メンツ数を 2 点、トイツやターツを 1 点として数え上げて8 から引く」ことで計算できます(計算はできなくても構いません)
計算式は
シャンテン数 = 8 - メンツ数 * 2 - (ターツ数 + トイツ数) * 1
となります
メンツは 順子(123 などの連番の数牌)か刻子(同じ牌 3 枚)
ターツは あと一枚で順子になる 12 や 34 や 57 など
トイツは 同じ牌 2 枚
でしたね
ただ 1 点注意があります
メンツ数 + ターツ数 + トイツ数は 5 以下という制限があります.6 を超えるターツやトイツは 0 点になるので注意してください
https://gyazo.com/c8e33693df3dc7540498925d9c58abdc
先ほどのこの手牌は
メンツが https://gyazo.com/005c549d27e42a66aecb98d5a5b291e6 の 2 つ
ターツは https://gyazo.com/0de587074dd04b1ef28c76cb75f718e4 の 2 つ
トイツは https://gyazo.com/4ca73e5f2340e134a5c2845d0387e83b の 1 つ
となるので、それぞれ 4 点、2 点、1 点 となるので合計 7 点
なので 8 - 7 で 1 シャンテンとなります
https://gyazo.com/bdb616d1ff735dc7f7155b62bd725101
この手牌でもやってみましょう
メンツは https://gyazo.com/f150d4f05ad03882aa190efd775aa580 の 1 つ
ターツはありません
トイツは https://gyazo.com/9fedc9d98284a509bd0ca0af6073a7b1 の 2 つ
となるので、それぞれ 2 点、0 点、2 点となり合計 4 点
8 - 4 で 4 シャンテンとなります
ただし
https://gyazo.com/113581730207a8f2e0eef96f000a94e8
のような メンツが 3 つ、ターツが 2 つの場合は 合計 8 点となり計算ではテンパイとなってしまいますが、実際は 1 シャンテンです
また、七対子や国士無双のような 4 面子 1 雀頭 の形にならない役の場合もこの計算は使えません
この 3 つの例外は覚えておきましょう
2.2 5ブロック理論
2.2.1 5ブロック理論とは
https://gyazo.com/9b280ac420711b1ef7605d71d8af817e
麻雀では七対子や国士無双を除き、4 メンツ 1 雀頭をつくるゲームです
雀頭はヘッドと言われることもあり、これ以降はヘッドと表記します
この 4 メンツ 1 ヘッドを 5 つのブロックと考えます
https://gyazo.com/50deecf7016454467bf3a7ff2e53ea82
例えばこのような手牌の場合、https://gyazo.com/03d92d8aeb5ea2561cbe3a6bd7b6e41b の待ちになっていますが、最終的にどちらがヘッドになるかは不明です
このようにヘッドは最後までどこになるかわからないことが多いので、ヘッドも 1 つのブロックとして考え、全部で 5 ブロックとするのです
アガリの時には確実に 5 ブロック必要になります
5 ブロック理論とは簡単に言えば「最終的に 5 ブロックになることを意識して打つ」ということです
メリットは追々解説するとして、まずは手牌をブロックで分ける感覚をつかみましょう
2.2.2 ブロック分け
最初に先ほどのテンパイしているこの手牌をブロックごとに分けてみましょう
https://gyazo.com/50deecf7016454467bf3a7ff2e53ea82
https://gyazo.com/427f1e95f43a8124cc0cdf1d8e90f473 https://gyazo.com/00dfab957a2da54292f6cbe8e0b5fcf2 https://gyazo.com/20550d37a89a97ce9c7af26bb562aced https://gyazo.com/993ac4939c3994e2e97657f70edebc23 https://gyazo.com/0cc971f242589a758f822ae3dbe91bc1 に分けられますよね
このように、メンツ候補(ターツやトイツ)やメンツをひとつのブロックとして考えるわけです
では、以下の手牌をブロックごとに分けてみましょう
https://gyazo.com/fa0f845b9f6208ff972d9773d140eb04
https://gyazo.com/7a3529fe156954ac72fe8406c10b22cd https://gyazo.com/42b2b1153cf105eb0024b66a1b0ed06c https://gyazo.com/74b953c6be51a8f3458e31eaa428459f https://gyazo.com/01b49f875d409a972ad8362e8e862f00 https://gyazo.com/6fd6d074986f298d147c2b09e24a5c4d https://gyazo.com/552cd333e2bc8aae4acd1e8a53a323e5 で分けられましたか?
https://gyazo.com/918672236576bef4bf0368906d0bd0fb についてはターツでもトイツでもありませんからブロックにはなりません
こういった孤立している牌は孤立牌といいます
この手牌は 6 ブロックもありますから、もうすでにブロックが多い状態です
孤立 https://gyazo.com/918672236576bef4bf0368906d0bd0fb を残していても仕方がないので切り飛ばしてしまいましょう
これは非常に簡単な例ですが、ブロック分けが正しくできていると次に何を切るべきかが見えてくる場合があります
https://gyazo.com/0603be3b55213937aff0c497ffc71abe
例えばこのような手牌場合もそうです
https://gyazo.com/455ff0b7a7163be39a7afdf5965a186f https://gyazo.com/68e59b7a0b20b89227fd307dc22029e5 https://gyazo.com/233873ce12fcd79196a92f7f60ed357a https://gyazo.com/504be37545f560dfe5073f010f4fc964 https://gyazo.com/c49f35aa62b8060f79e1e3a30336406d
で分けられましたか?
https://gyazo.com/504be37545f560dfe5073f010f4fc964 を https://gyazo.com/8c3f5688a8224a2c0b112ec357e8665e + https://gyazo.com/85de6247d0f9fafbb186e26bf6add4b1 や https://gyazo.com/fa841da64541688f42d292878a7b3420 + https://gyazo.com/d8371139d98e97c79ecb676a56f230e6 で分けてしまわないようにしましょう
この形は https://gyazo.com/0514c93488228f3153722372d5694e76 を引けば https://gyazo.com/6e5a6d2c144e2d7d086afe1dd772074e になり、https://gyazo.com/d8371139d98e97c79ecb676a56f230e6 を引けば https://gyazo.com/af3a8b1ce82bb1fd1cc4a4e93db882a8 となります
また、https://gyazo.com/5070cce7f5f87b3883cc899651ae11df を https://gyazo.com/d4247e46f691bcdc14cb761ce03a73f9 + https://gyazo.com/c3da72e9f496e6934df74a8d156e52e0 で分けてしまうと全体で 6 ブロックあることになってしまい、1 ブロック落とさなくてはなりません
https://gyazo.com/455ff0b7a7163be39a7afdf5965a186f https://gyazo.com/68e59b7a0b20b89227fd307dc22029e5 https://gyazo.com/233873ce12fcd79196a92f7f60ed357a https://gyazo.com/504be37545f560dfe5073f010f4fc964 https://gyazo.com/c49f35aa62b8060f79e1e3a30336406d
このように分けた場合は全部で 5 ブロックで https://gyazo.com/d7e71187a2e67db3ccb469256d87113a が何もしていない余剰牌になっていることがわかります
なので、今回の手牌からは 打 https://gyazo.com/d7e71187a2e67db3ccb469256d87113a が正解となります
2.2.3 5ブロック理論と1シャンテンピーク理論
簡単なブロック分けができるようになったら 5 ブロック理論の最大のメリットを解説します
以下の例を見てみましょう
https://gyazo.com/0d4b1af80f45c32923ca0ecc08559415
この時点で https://gyazo.com/72f965a98416ae666879b1141b412187 https://gyazo.com/7ea1f878e228935d07d6118b4381c377 https://gyazo.com/fe07dd3141a8838ebdb949721dd94437 https://gyazo.com/736085ed96b19537e86007710df5e663 https://gyazo.com/9222043c7c3cdda1e348cb928be803ae https://gyazo.com/c49f35aa62b8060f79e1e3a30336406d の 6 ブロックある 2 シャンテンです
ここで 打https://gyazo.com/ed7ec7684ef438adf98d9c95fd0cb1f2 とすると 6 ブロック残ったままになってしまいますが
とりあえず今は、打https://gyazo.com/ed7ec7684ef438adf98d9c95fd0cb1f2 として進めた場合について見てみましょう
手が進むのに必要な、例えば https://scrapbox.io/files/61bc76d38c74d9001d57218b.png を引いてきたとします
https://scrapbox.io/files/61bc76b21b19e1001dca499d.png
こうなった場合 1 ブロックどこからか切り飛ばさなければなりません
北はヘッド候補ですから、 https://scrapbox.io/files/61bc776be139be001d097bee.png か https://gyazo.com/fe07dd3141a8838ebdb949721dd94437 か https://gyazo.com/9222043c7c3cdda1e348cb928be803ae のどれかから落としましょう
ここでは https://gyazo.com/9222043c7c3cdda1e348cb928be803ae を落とすことにします
結果は以下の手牌です
https://scrapbox.io/files/61bc77e71b19e1001dca4f49.png
1 シャンテン手ですが https://scrapbox.io/files/61bc789ea20feb001dc62a16.png が何も仕事をしない余剰牌となってしまいました
では、最初に遡って
https://gyazo.com/0d4b1af80f45c32923ca0ecc08559415
ここから 6 ブロックを残さずに 5 ブロックに絞った場合にはどうなるでしょう
例えばこの時点で https://gyazo.com/9222043c7c3cdda1e348cb928be803ae を落としてみましょう
次に https://scrapbox.io/files/61bc76d38c74d9001d57218b.png を引いてくると
https://scrapbox.io/files/61bc79e4e139be001d098a0b.png
こうなります
当然ここからは https://scrapbox.io/files/61bc789ea20feb001dc62a16.png を切ります
最終的には以下のような手牌になります
https://scrapbox.io/files/61bc7ae3f3770d001dd98621.png
https://scrapbox.io/files/61bc7b143c36f0001d7c8b55.png があることで https://scrapbox.io/files/61bc7b143c36f0001d7c8b55.png に加え、https://scrapbox.io/files/61bc7b3bbe959a001dc3fc92.png を引いてもテンパイすることができることを確認してください
余剰牌がないことでテンパイまでの速度を上げることができるのです
これこそが 5 ブロック理論の本懐です
1 メンツ完成かつ 2 シャンテン時に 5 ブロックに絞ることでテンパイ速度を上げることができ、結果アガリまでの速度を上げることができるのです
もしかすると
https://gyazo.com/0d4b1af80f45c32923ca0ecc08559415
この手牌の時点で 5 ブロックに絞って https://gyazo.com/9222043c7c3cdda1e348cb928be803ae を落としてしまったら
https://scrapbox.io/files/61bc7ca8383eb0001db2a3c7.png を次に引いたときに損すると考えるかもしれません
確かに、2 シャンテンから 1 シャンテンへ進めることだけを考えると損になっていますが
麻雀の性質上、シャンテンが進むごとに受け入れ(注1)が減っていきます
ただしテンパイからアガリはロンができるため、最も辛いのは 1 シャンテンからテンパイの間です(これを 1 シャンテンピーク理論と言います)
受け入れがある程度広い 2 シャンテンの時点で、目先の受け入れ枚数を気にしてしまうことで 1 シャンテンからテンパイの間をより辛くしてしまうのです
また、 1 シャンテンにおいてヘッド候補が 2 つある状態というのは受け入れが広いです
これを 2 ヘッド理論と言って、 1 シャンテンで 2 つのヘッド候補ができるように 5 ブロック理論と共に意識しておくとテンパイ確率が上がります.(ヘッド候補は 1 つや 3 つ以上ではいけません)
※1 シャンテンが進むために必要な牌を受け入れと言い、「受け入れ枚数が多い」「受け入れが広い」のように使います
2.2.4 ターツ同士の比較
さて、 5 ブロック理論ではいずれ 5 ブロックに絞ることになりますが、どのブロックを残すのかという選択が必要になります
そのためにはまず基本のターツ同士の比較を行いましょう
2.2.4.1 ペンチャン・カンチャン・リャンメン
まずは復習ですが
https://scrapbox.io/files/61bc81f5c17f9d0023f653ad.png や https://scrapbox.io/files/61bc8219d20d9a002367ab73.png などの端に寄っているターツのことをペンチャン
https://scrapbox.io/files/61bc830e4f236b0022540911.png や https://scrapbox.io/files/61bc831ef0f6a50022b25833.png などの順子の真ん中が抜けているターツのことをカンチャン
https://scrapbox.io/files/61bc8359e139be001d09c629.png や https://scrapbox.io/files/61bc8369f178a9001f2625be.png などの左右どちらでも隣り合った牌を引いたら順子になるターツのことをリャンメン
と言います
これらを比較してみましょう
直感でわかるかもしれませんが、結論から言えば リャンメン > カンチャン > ペンチャン です
https://gyazo.com/ad0adf5d98746366ac95d1e5fb960774 は https://gyazo.com/43a1108b68a236f43a0c1d7df0f71d98 のみで順子へ変化
https://gyazo.com/ca32f2c93a180a2f6a2ae69587dcebb6 は https://gyazo.com/9482cb3d462a6b8094e7513b33050cf0 のみで変化
https://gyazo.com/5db38803e92bc5860da1510190188378 は https://gyazo.com/bd25c3554cbebdad9311b014b78af4ba の 2 種で変化します
これだけ見ればペンチャンとカンチャンに違いがないように見えるかもしれませんが、将来性が違います
ペンチャンは
https://gyazo.com/ad0adf5d98746366ac95d1e5fb960774 -> https://gyazo.com/8859f5568dbcda64ac3d61e9dc078994 -> https://gyazo.com/baef1d58df479a97218b7625e37dcbc0
という 2 段階の変化をすることでリャンメンへと進化します
ところが、カンチャンは
https://gyazo.com/ca32f2c93a180a2f6a2ae69587dcebb6 -> https://gyazo.com/cb9d766dc2ddd484fd5278faa0fcb19c
のような 1 段階の変化でリャンメンに進化します
この違いは大きいです
リャンメン > カンチャン > ペンチャン です.覚えておきましょう
2.2.4.2 カンチャン同士の比較
カンチャン同士の比較もしてみましょう
https://gyazo.com/ca32f2c93a180a2f6a2ae69587dcebb6 のような 3 ~ 7 で構成されているカンチャンは
https://gyazo.com/ca32f2c93a180a2f6a2ae69587dcebb6 -> https://gyazo.com/cb9d766dc2ddd484fd5278faa0fcb19c もしくは https://gyazo.com/ca32f2c93a180a2f6a2ae69587dcebb6 -> https://gyazo.com/c5deb7bde174ddad998b3a4523349644
の 2 種類の牌でリャンメンに変化しますが
https://gyazo.com/da9bf6d7e8716bc1fbec12d9c360f90a や https://gyazo.com/2416eb9f21e76162e134101bd73e8069 のような端に寄っているカンチャンはリャンメン変化が 1 種しかありません
カンチャンは 3 ~ 7 で構成されているほうが強い ということです
カンチャンに関してもこれ以外に強弱を決める方法があり、ペンチャンやリャンメンについても強弱のつけ方があります
しかし、ここでは牌効率の基本としていますので割愛します
まずは基本から覚えましょう
2.2.4.3 弱ターツ3枚構成理論
ターツの比較をするときに使える考え方のひとつに弱ターツ 3 枚構成理論というものがあります
例で見てみましょう
https://gyazo.com/2b89c8de18e53420e74d5900cfcfffb4
このような手牌の場合次何を切れば良いでしょう
答えは https://gyazo.com/8568ff595e07b6bf1ea445bf67fc46ef になります
ブロックは全部で 5 つあってどれも受け入れを広くするための働きをしていますが、ここから 1 枚切らなくてはなりません
そういった場合、ターツ(ブロック)の中で強弱を考えます
https://gyazo.com/29cdda080a2d590d012d1719197289d3 はリャンメンでカンチャンやペンチャンより強い形でした
また、https://gyazo.com/146f4918006d83d9f6a05a9ece9a1ae6 はカンチャンでリャンメンよりは強くありません
この形はリャンメンとカンチャンにフォロー牌(メンツになるための受け入れを広くしてくれる牌のこと.ここでは https://gyazo.com/8568ff595e07b6bf1ea445bf67fc46ef や https://gyazo.com/351f2ae395d99d9c0e9c2748ad81365c になります)がついた形になります
フォロー牌は弱いターツにつけることが重要になります
リャンメンはフォロー牌がなくても自力でツモしてくれそうですが、カンチャンやペンチャンはそうではありません
もし強いターツからメンツが完成してしまうと弱いターツでテンパイすることになってしまいます
これも 5 ブロック理論のときと考え方は同じで、受け入れ枚数が狭いテンパイのときに より狭くしてしまわないようにしているのです
弱ターツとして考えられるのがカンチャンやペンチャンですが、2 枚のどちらかと同じ牌があることだけがフォロー牌ではありません
代表的なのがリャンカンと呼ばれる形です
https://gyazo.com/3e2d0bf53a0a636d4a407711298caa74
このような形ですね
これは https://gyazo.com/e89c3e79e114f837bc272d76176dc282 に https://gyazo.com/3da461e7c88758e61cef670310751e86 が引っ付いている形ですが、https://gyazo.com/6317e823484ca351802b1b524f5673a0 を引くことでメンツになります
3 枚使って 1 ブロックになるので リャンメンには劣りますが、受け入れはリャンメンと同じ 8 枚であることを確認してください
カンチャンにフォローがついているときの場合、例えば https://gyazo.com/53e40bbff412559bf5eed754c7d08cb8 の場合
https://gyazo.com/f0b29b552b5bcb3cf3fbd52d94fceb59 の 2 種類でメンツになりますが、自分で使っている分がありますから残り 6 枚です
単純なメンツになりやすさで言えば リャンカンはカンチャンにフォロー牌がついた形よりも強いのです
リャンカンは頻出しますから見逃さないように注意しましょう
さて、ここまではフォロー牌として 1 枚だけついた形を紹介してきましたが、 2 枚だとどうでしょう
https://gyazo.com/6613a89a7b53faefb42be50e825e1c82
この場合を見てみましょうか
これを 1 ブロックとして考えるなら
https://gyazo.com/a073735fff791c8363a124fcb7cce93a
このような形が考えられます
ここから引いてきた https://gyazo.com/8568ff595e07b6bf1ea445bf67fc46ef をそのまま切って弱いところにフォローをつけようと思うかもしれません
そうした場合次に https://gyazo.com/79ca77c364ed5ad04355bfbe09f1f63c を引いてきてしまうと
https://gyazo.com/5f5d05bfc55ae5de6461d93c08b330e8
このような形になってしまいます
6 ブロックになっていてここから https://gyazo.com/4509651038acf68c9768cda232be789c を切り始めると余剰牌が出てしまいます
5 ブロック理論で解説した通り 1 シャンテンにおける受け入れを狭くしてしまう結果になってしまうのです
このように、弱ターツはフォロー含めて 3 枚とすることでメンツになった際に余剰牌を生み出さずに済むので、弱ターツ 3 枚構成理論と呼ばれているのです
2章のまとめ
さて、ここまでお話してきたことは 2 シャンテンや 1 シャンテンの時の話でした
序盤はどうすればいいのと思う方は最低限 メンツになりやすい牌を残す という考え方だけしてください
字牌よりも数牌のほうが順子がある分メンツになりやすい といった感じで直感的に理解できる部分であると思います
なぜ具体的に話さないかと言うと、序盤の牌効率というのは強者でも難しい分野で単純に牌効率だけで語っていいものではないのです
他の押し引きや役などを考えた上で進めなければなりません
今回は基本ということで速度のみを意識した話ですからこのような形になりました
他の章で序盤の話はすることになると思いますが......
まずは
麻雀において最速でアガることは正義である
手牌をブロックに分けて考える
1 シャンテンやテンパイのときの受け入れを広く構えるという意識をする(5 ブロック理論など)
ということを覚えて実際に麻雀を打ってみてください
次回は対戦相手のことを考える押し引きの基本です
次:まだ