魔術化
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理事無碍・・理性と現象とが無碍(邪魔するものがない)なる関係
事事無碍・・現象の個物と個物とが融通する
これまでの社会では、自然を観察し、人が理論化=抽象化した事物の関係性を記述することによって問題の解決がなされてきました。しかしこれからの時代、特徴量を人がコーディングしない機械学習、例えばディープラーニングなどによる解決の過程は人間には理解できず、抽象論の前に解決がやってきます。それは、あたかも華厳宗で語られている「理事無碍」と「事事無碍」のようなものでしょう。 これまでは、人間の「理」によって「物」が生み出されてきたが、ディープラーニングを前提とした世界では、常に結果である「物」が先立ち、人間の「理」ではなく「物」と「物」との関係性によって世界が進んでいく……。