自由主義と民主主義は対立する
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自由主義・民主主義
[対談]観光客の民主主義は可能か from: ゲンロン12
Now 自由民主主義
カール・シュミットは「自由主義」と「民主主義」は対立せざるを得ないと言う
自由主義
本質は「個人の私秘性を守る」
民主主義
本質は「喝采(群衆的な熱狂)」
国民の一体性・同質性
軍政・監視社会と親和性が高い
だからこそ東浩紀.iconは「観光客(当事者でも非当事者でもない中間)の哲学」という「自由主義と民主主義の中間」的な立場を主張する
これピーター・ティールが言っているような立場なのかな?
綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』 - 楽楽風塵
「差別はいけない」とみんないうけれど。 綿野恵太
自由主義
「討論による統治」を信念としている。そのために「公開性」は担保されていないとだめ
「言論の自由」「出版の自由」「集会の自由」「討論の自由」が必要
そのロジックで成立したのが現代の立法権・行政権・司法権であり、現代議会主義である
個人の権利、人権
バックグラウンドが多様な人間たちが集まってもスムーズにふるまえるようにするための共通コードがポリコレ
民主主義
「同一性」を特徴として持つ
治者と被治者との、支配者と被支配者との同一性、国家の権威の主体と客体との同一性、国民と議会における国民代表との同一性、[国家とその時々に投票する国民との同一性]、国家と法律との同一性、最後に、量的なるもの(数量的な多数、または全員一致)と質的なるもの(法律の正しさ)との同一性、である。(カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況』p.23)
社会的不利益を被っているアイデンティティー・マイノリティ(身体や言語、文化や宗教、人種やジェンダー)を持つ集団が結束して社会的地位の向上を目指す政治運動
= アイデンティティ/シティズンシップ
アイデンティティは民主主義的、シティズンシップは自由主義的