なぜ陰謀論/フェイクニュースがはびこるのか?
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存在するはずのない因果関係を作り上げる
陰謀論は現代の「鬼」である
あることが真実か否かを見極める際に、私たちに備わっている発見的手法は、処理の流暢性
自分の信じたいことしか信じない
自分のみたいものしか見たくない
「自分の頭で考えよう」の前に「でもその前に、めちゃくちゃ勉強しよう」が抜けてるんだよな。で、勉強せずに自分の頭で考える人がどうなるかというと、だいたい陰謀論者になる。
実は信じていない
ヒューゴ・メル
陰謀論発信者には経済的なインセンティブがある
発信側は金が儲かる
誰も引き戻さない
陰謀論は専門知に対する究極の防波堤なのだ。なぜなら、陰謀論に反対する専門家は全員、その事実によって陰謀論の一部だと見なされるからだ。
「リアリティ」になりえていない
「スラヴォイ・ジジェクは著書「パンデミック 世界をゆるがした新型コロナウイルス」の中で、精神分析家ジャック・ラカンの手法を用いて、私たちが住む社会的・物質的空間である「リアリティ」と、目に見えないがゆえに全能に見える空間「リアル」をわけて考えるべきだと提唱している。 ジジェクによれば、リアルがリアリティの一部になったとき、人は初めてその問題に向き合えるのだという。ジジェクはコロナ危機の最中に労働者を二つに分類した。 コロナに立ち向かった結果、ウイルスが日常のリアリティの一部になる医療従事者、福祉関係者、農業従事者、そして食品業界で働くいわゆるエッセンシャル・ワーカーと、自宅待機を続けるがゆえにコロナがリアルのままの人びとだ。
世界の矛盾を説明してくれる
陰謀論はまた、人々が恐怖を感じるできごとに文脈と意味を与える方法でもある。なぜ何の罪もない人々にひどいことが起きるのかについて筋道だった説明がなければ、人々はそうしたできごとを、無慈悲な世界や理解しがたい神による無作為な残酷さとして受け入れなければならなくなる。
陰謀論は専門知に対する究極の防波堤なのだ。なぜなら、陰謀論に反対する専門家は全員、その事実によって陰謀論の一部だと見なされるからだ。