20.戒律王ゾディアーク
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戒律王ゾディアーク:Zodiac
一万二千年前に起こった終末の厄災を終わらせるために十四人委員会が創造した、光の意志ハイデリンと並ぶ最古の蛮神。
終末の厄災とは、かつて星全体に広がった災厄を指す。星を覆うエーテルの流れ「天脈」が循環不全を起こしている影響によるものだった。天脈も地脈・風脈と同じく血管のように張り巡らされた網とその間の膜のような構造をしているため、薄い所と濃い所が存在し、終末が世界中で同時に発生せず辺境から始まったのは、天脈によるエーテルの膜が薄い部分から始まったためである。
十四人委員会は、活性(闇)の力を持つ蛮神ゾディアークを創造することで、星全体のエーテルの流れを増強・制御し「星の理」を敷き直し、いわば星に理性を与える事で問題を解決することを決定。その決定に反対したアゼムは十四人委員会から抜けて姿を消した。
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終末の厄災とゾディアーク召喚によって古代人はその総人口の半数を失い、アーテリスは荒れ果てしまった。失われたものを取り戻すため、ヒュトロダエウスをはじめとする残された古代人の半数がゾディアークに身を捧げる。これにより星は癒され、新たな命が芽吹いていった。
だが十四人委員会は「新たに生まれた命を生贄としてゾディアークに捧げ、ゾディアークに取り込まれた同胞たちを復活させる」という計画を立案し実行するという結論を出すが、先代のアゼムだったヴェーネスは十四人委員会のやり方に反対、敵対することとなった。
遂には彼女に賛同する者と共に、ゾディアークの対となる蛮神ハイデリンを創造する。ハイデリンはゾディアークと共に世界を14に分断、最終的にゾディアークを月に封印した。だが世界が14に分かたれたことで、そこに棲む全ての命が共に分かたれる事となった。
分断を免れたラハブレア・エリディブス・エメトセルクの3人は「次元圧壊」を引き起こし世界の再統合を行うことにより分断された世界を元に戻しゾディアークを復活させ、世界を生贄に失われた古代人の世界を復活させんとアシエンとして活動を開始した。