19.光の意志ハイデリン
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光の意志ハイデリン:Hydaelyn[
1万2千年前に十四人委員会のアゼムだった古代人ヴェーネスが自らを核として創造した最古の蛮神の一体にしてゾディアークの枷となる存在。
ヴェーネスはアゼムの座にある者として世界中を回り、解決すべき問題があればこれを集め、対処してきた。旅を続け、人と出会い、冒険を愛するその性質は自らの後継者にも顕れている。世界を実際に見聞きしているため知識や経験は誰よりも豊富であり、創造魔法を使った仕事のみならず様々な分野において素晴らしい功績を上げた。座を退任した者の殆どが星海に還っているのだが、冒険を愛する彼女は星界に還らず活動を続けていた。
終末の厄災を止めるため創造されたゾディアークにより犠牲となった古代人を復活させる為十四委員会が下した決定に反対したヴェーネスはゾディアークの「枷」となる蛮神ハイデリンを創造し、自らがその核となった。力を弱める能力に特化しており、その一撃でゾディアークを世界ごと十四に分断した。蛮神ハイデリンは核となったヴェーネスの特徴がより現れており、彼女の自我はそのままになっている
かくしてゾディアークは封印され、世界は十四に引き裂かれて以後一万年を超える時を「神」として生き続けることとなる。魂まで分断されたヒトは生きることさえ覚束ない脆弱な生命と成り果ててしまうが、逆にそれゆえに「必死に生きようとする」強い意志を育みうるという可能性に賭け、星の中心、星海の底でその時を待ち続けていた。
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しかし真なる世界を取り戻そうとするエメトセルク達…アシエンによって霊災が引き起こされるたびに世界の再統合が進み、そのつど力を取り戻していくゾディアークの封印へ力を割かれることになり、徐々に世界への介入や加護が弱まり続けてしまう。7度の霊災を迎えた時点ではその声は光の加護を受けた者にすら届かなくなりつつあった。因みにハイデリンとなった彼女が光の戦士に与える「光の加護」は本来、旅人に与える御守り程度の魔法であった。そのため、それがテンパード化に対して有効な事は全くの偶然であったようだ。
ヴェーネスがハイデリンを創造するに至るまでの壮絶な過程を知るにつけ、彼女は紛れもなく未来のためにその全てを尽くした『母』であると言える。
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