16.夜神ツクヨミ
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夜神ツクヨミ:Tsukuyomi
ガレマール帝国支配下にある辺境国家「ドマ」の代理総督ヨツユを依り代とした憑依型蛮神。月と夜を統べる神。月の運行を司り、夜を統べると言われている。
ヨツユはナエウリ家で育った。実の父母はすでに他界しており、母方の叔母(生母の妹)の家で養われていたが、幼少時代から育ての親である叔母に満足な食事も与えられず冷遇された。弟であるアサヒに出世の兆しが見えると、ヨツユはサシハイという男に嫁がされたが、嫁ぎ先でも冷遇を受けるが夫サシハイはすぐに他界。結婚した相手が死ぬとヨツユは叔母の家に戻ったが、すぐに女郎屋ジフヤに売られた。
その後、女郎としてつながりを得てガレマール帝国の諜報員となる。諜報員として働く中、幼いころに満たされなかった思いからドマの民への強い恨みを募らせていった。
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持ち前の器量と冷徹さで優秀な諜報員として実績を挙げ代理総督となったヨツユはドマの民への憎みから粛清という名目で悪逆非道な仕打ちを繰り返していたが、反乱軍によってドマ城が崩落した際、巻き込まれて行方不明となった。
夜神ツクヨミは伝承によれば初期に生まれた神々がもつ「白銅鏡」から幻出したと伝えられ、物静かな神であるとされているが、依代であるヨツユの強い恨みに影響され攻撃的で荒々しくなっている。
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