06.氷神シヴァ
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06.氷神シヴァ:Shiva
特殊な蛮神である「憑依型蛮神」のひとつ。クルザスの異端者勢力のリーダー、イゼルが自身に呼び降ろした蛮神で「氷神」の二つ名を持つ。
シヴァは今から1200年前、人と竜がともに生きていた時代に七大天竜の一翼、聖竜フレースヴェルグと出会い、種族を超えた愛を築き上げた。
しかし、竜と人ではその寿命が違い過ぎており、確実に竜より先に死んでしまう現実は避けられない。
そこで両者は互いの愛を永遠の物とするため、フレースヴェルグに自らをその内に取り込むよう告げた。フレースヴェルグもまたシヴァの望みを受け入れ、その血肉、魂すべてをその内に取り込んだのである。
現代エオルゼアにおいて、氷神シヴァの依代となったイゼルは聖竜フレースヴェルグと邂逅した際、竜詩戦争の真実(※)を知り、竜と人との関係を変えるべく偽りの教義を説くイシュガルド教皇庁に対し反発、異端者として真実を説き、教皇庁の欺瞞を打ち破るべく人々を先導していた。
イゼルは竜詩戦争の真実を知り、竜族の恨みが晴れることがないことを知りながらも絶望せず、希望を捨てない意思の強さを見せた。
その後、魔大陸アジス・ラーに蛮神シヴァとなり現れ、ガレマール帝国軍新造戦艦との空中戦の末、戦艦を航行不能状態まで追い込むが、後一歩のところで撃墜され、最後はエーテルとして雲海に散った。
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※竜詩戦争の真実
イシュガルド聖教では竜詩戦争について、平原の民を戦神ハルオーネの天啓を受け導いたトールダンの行く手を遮り、彼を屠った悪の竜ニーズヘッグを息子のハルドラスがその双眸をくり抜き、退けたその恨みが竜詩戦争の発端であると教え説いているが、フレースヴェルグが当事者として語った事実はこれとは全く異なる。
今から1200年の昔、竜はシヴァの種を超えた愛により、人との融和の時代を迎えていた。
だが、より多くを欲するのが人の穢れた性。竜と交わるにつれ、人は「七大天竜」の力の源が、その「眼」にあることを知った。
そして、それからさらに200年の歳月が流れた頃、当時のイシュガルド王「トールダン」は、竜の力を手に入れようと邪な野心を抱き、配下の騎士たちと共謀し七竜に連なる「ラタトスク」を謀殺してしまう。トールダンは、ラタトスクから、双眸を刳り抜き、人を超えた力を手に入れるため、配下の騎士たちとともにこれを食らった。
血を分けたラタトスクが双眸を刳り貫かれ、殺された様を見て、ニーズヘッグは血の涙を流し、怒り狂った。しかし、トールダンを殺し、騎士を数人打ち倒したところで、ニーズヘッグもまた双眸を人に奪われその場から飛び去らざるを得なくなってしまう。人の蛮行に竜族とその眷属は憤怒し狂い立った。これが竜と人との戦いの始まりだったという。
フレースヴェルグ自身も血を分けた妹が、欲望に狂い、驕った人間により惨殺され怒りと絶望に苦しんだが、ニーズヘッグのように怒りに狂わすに済んだのは、その身のうちに愛したシヴァの魂を宿していればこそだと語った。
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