研究室で過ごす【グルゼミ編】
毎週のグループゼミは暗黙知が多くなんとなくで出席していたので、自分が思っていることを書き留めておく。
自戒として書いてるので自分はできていないことも多々ある。
グルゼミの目的:自分が持っていなかった視点でフィードバックをもらう
自分で作業しているだけだとドツボ(局所解)にハマる。抜け出せないし正しくないことがある。
グルゼミは自分ができるところ(局所解)まで作業していることが前提にある。
紙とペンを用意して挑もう。PCはパワポやレポート表示で忙しい。
フィードバックを後から見返すために必須。
最終結果だけでなく、プロセスやロジックを見てもらうよう心がける。
フィードバックの精度を上げてもらうため
グルゼミ出席は学生の権利
とにかく先生を活用しましょう
こんなに分かりやすいフィードバックをくれる人は他にいないはず
島田先生は特に説明が分かりやすい先生だと思う
先生は知のプロであるだけでなく教育のプロでもある
そしてあなたがどういった課題を持っているか知っている
自分では時間をかけても絶対気づけないフィードバックがもらえる機会と考える
進捗が無かったとしても毎週のゼミには出るべき
早めに相談するとまではいかずとも、予め用意されたチェックポイントすら休みだすと終わりの始まり
音信不通はやめろ あわせる顔がなくても出てこい(下画像)
別日に移動させても来週のゼミは期限を短くしてやってくる。どうせ同じだけの進捗は出せない。
進捗が無くても次に何をやるべきか振り返る機会となる。
進捗が無いのは、次に何をやったらいいか分からないのが原因なこともある
https://gyazo.com/4476954f39c54916093fd46b7d2a6408
プロセスに不足のない進捗資料 >> 小奇麗な進捗資料
最終結果はもちろん、プロセスやロジックを過不足なく説明することを重視する。
プロセスが正当であれば、そのプロセスの最終出力は正当性を獲得する。
最終結果が正しそうでも途中が正しくないなら間違い。
プロセスが正当なのを示すには、実験の途中経過を可能な限り可視化する必要がある。
書かれていない事柄は「報告者は一切考慮していない、見落としている」と認識される。
分かったことだけでなく、分からないことも書く
フィードバックには今後の方針を決めることも含まれる。
ぱっと見、小綺麗な資料より分量が増えて見にくい。しかし進捗報告はそれで良い。
プレゼンと報告資料は異なる。
プレゼンはある1つのテーマを覚えて帰ってもらうのが目的
報告資料は過不足なく(精度よく)先生に状況を伝えてフィードバックをもらうのが目的。
暗黙の前提を共有する努力をする。自分用語を作らない。
レビュアーはそれを知らない。最悪の場合は齟齬が起こっているのにそのまま話が進む。
結果はどういう実験名・ファイル名でどこに保存されているのかも必ず書く。
レビュアーには関係ないことなのでパワポのメモ欄等に。
パワポは研究ノート・実験ノートとしての側面を持つ。
プロトタイプ >> プロセスに不足のない進捗資料
丁寧に概要を説明したパワポより、雑でも動くプロトタイプ作ったほうがフィードバックが得られやすい。
物を伴わない哲学はプレゼン能力が低い
訓練のプログラムを書いたなら、推論をするためのスクリプトも同時に書いておこう。
モデルを作るtrain.pyと対を成す、 モデルを使って推論するinference.pyのようなプログラム。
可能な限りインタラクティブに推論できることを目指す。
train.py作った時点で書かないと一生書かない代表。
先生は「別の画像を入れてみたり、少し入力をずらしたりするとどうなる?」と疑問に思う。
そのときに訓練済モデルを手元で動かせるとフィードバックが得られやすい。
有用なデバッグ機会を提供し、質の高いフィードバックが得られる可能性が高くなる。
streamlitというPythonライブラリが便利。ブラウザ上で画像を入力、その場で推論結果を確認できる。
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