豚舎で働くインドネシア人
仕事で豚舎へ。ちょうど豚が出荷されるところで、見るからにかわいくて仕方ない豚と、食べたときのあのおいしさと、目の前のシーンと。認知的不協和というか感情的不協和を起こした。一時期ペスカタリアンチャレンジってやってて。肉食に対する反省の試みと思ってやってたけど、いつの間にか、フツーに肉を食べる生活に戻ってしまっていた。またはじめようかなあ......。
「別に気にしてない」と言いつつ、自分も仕事場のみんなもランチでは豚肉系は全員外してたもんな。
豚舎で働くインドネシア人。ムスリムなので休憩時間はいつも礼拝してるらしい。自分たちが食べないどころか食べることを禁止されている豚を食べる人たちのためにつくる仕事にどんな気持ちで従事しているんだろうか。「豚は不浄なので触ってはならない」「でも7回洗えば大丈夫」というルールがあるらしい。しかもちょうどラマダンで日中は一切飲み食いせず働いているらしい。休憩時間にコーヒーを渡したら感謝とともに断られた。
こういう不条理な労働によって支えられているカーニズムのことを考えもしたし、と同時に、このエリアは畜産、特に養豚とともに生きてきたし、生きている。豚舎があるからその餌の供給業者があり、配管業者があり....とすべてが養豚中心にまわってる。原発と同じでただなくす、反対するではどうしようもない。そして、豚肉はうまい....。
他にもいろいろあって、今日はストレスがめちゃくちゃたまった。