発達障害は字義通りに文章や発話を理解してしまう
例えば,自閉スペクトラム者のコミュニケーションの特徴として「字義通り, 辞書通りの言葉の使用」や「文脈情報の読み取りの困難」 などと表現されるものがあります。 これらはコミュニケーション 「障害」の例として紹介されることが多い現象ですが, 脳や神経由来の文化という視点からは全く別の意味づけをすることが可能です。 それはこの世界をできるだけ, 正確に,明確に記述しようとする言語の使い方という視点です。ニューロダイバーシティの教科書 村中直人p. • 78 この主張自体を「文字通り」に取ると納得できないことが多い。文字通りに書いてあることを読み取れない発達障害の人は多数存在するから。むしろ(定型と同じくらい)「多い」と言っても過言ではない。 発達障害(ここでは多くはASDだと思われる)がその特性ゆえ上手く理解できないタイプの文章や発話とは、顔の表情や視線など、文字情報以外の情報に解釈の多くが必要となるタイプのコミュニケーションだろう。 だがしょせん、言葉はコミュニケーション能力の一部でしかなく、特に社交に関する情報伝達では、言語はコミュニケーションのごく一部でしかない。私たちは言葉と一緒に発信されるさまざまな合図から、驚くほど多くの情報を受け取っている。たとえば表情(しかめ面、笑顔)、声音(声のトーン、抑揚)、身振り(肩をすくめる、手振り)といった合図だ。どのように言うかによって、口にする言葉の意味がまったく変わってしまうこともある。抑揚が違うだけでも、「どうもご親切に!」(「本当にありがとう」の意)と「どうもご親切に!」(「ずいぶんひどい扱いじゃない?」の意)ではまったく与える印象が違ってくる。なぜ私たちは友だちをつくるのか ロビン・ダンバーp.218 ここでの「どうもご親切に!」の類が発達障害の人がその特性上理解しにくい表現の一つであり、ニューロダイバーシティを考えれば避けるべき表現だと思う。 https://wos.hostdon.ne.jp/m103/media_attachments/files/111/564/351/874/511/181/original/22837fed76b8f491.png
恐ろしいなと思ったんだけど、この文章に対して「王も一緒に焼かれてない?」というリプが多過ぎるの、「王がどこから問いかけているかの描写がない」からって理由らしいんだけど、こういう連中が「行間を読む」ができない発達障害なんだろうなぁと思い知らされる。そら人間関係うまくいかんわ。
発達障害関係ないでしょ。なんていうか、この手の発達障害特徴描写、あやしいものもめちゃくちゃ多い。自分もこの話読んで「王も焼かれてるエンド」は想像したよ。だってそうとも「読める」っちゃ読めるので。 / 問題はこれ病人、老人、障害者などを「集めた」ってことでしょ。ここを読めてないのは「行間が読めない」のではなくて単に文章が字義通りに読めてないだけでは。 / もちろん王様が老人や病人、障害者である可能性は論理的には残されてるけれどだから何だって話。https://chin-co-ne.co/@worstman/111564 発達障害の特性は当然ながらあるし、そのために被るコミュニケーション上のディスアドバンテージも当然あるし、それにも特定のタイプがあるのだが、その説明の「言葉を字義通りに取ってしまう」という文言自体が、特定の文脈を前提とした上でそう言われていることなのだが、その文脈が、この説明の伝播の仮定で忘れ去られてしまい、特性の説明として字義通りになってない、という感じ。