ニューロダイバーシティ
脳や神経,それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し,それらの違いを社会の中で活かしていこう」というような考え方を含む言葉ということになります。 ニューロダイバーシティの教科書 村中直人p.8 1つは 「困難の原因が明確にできない」 領域, もう1つは 「そもそも治すべきものではないこと」が多く含まれる領域です。原因が解明できないことに対する 「治療」には限界がありますし, 治すということが基本文脈である医学は,治すという文脈に乗りにくい領域においてはできることが限られます。 治すべきものではないことというのは,「異常である」 「欠損や欠如である」と捉えるべきではない現象のことです。 先にお伝えしたセクシャルマイノリティの例を考えていただければご理解いただけるかと思います。 そして, 自閉スペクトラムやADHD, 学習障害などの発達障害とカテゴライズされる領域は, 多くの場合でこの2つの条件を満たすと私は考えています。ニューロダイバーシティの教科書 村中直人p. ・ 49