欲望
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もともと存在しなかった欲望を煽り立てられてそれを自分のものだと思い込んでしまっている状態こそ最もみじめ。本当に自分が欲しい物とはなんだ?と考えると、たとえそれが分からなくても、なにが欲しくないかは分かってくるかもしれない。
「社会正義」を振りかざす左派(レフト)とのたたかいに明け暮れたスタンフォード大学時代に、ティールが大きな影響を受けたのがフランスの比較文学者ルネ・ジラールだった。 ジラールは文学作品に描かれた「欲望」を研究するなかで、 それが主人公の内面にあるのではなく、登場人物との関係から生じてくることに気づいた。これを発展させて 「わたしたちの欲望は他者の模倣である」 とするのが 「模倣理論」だ。テクノ・リバタリアン / 橘玲 70ページ
欲望とは、「欲しいものを手に入れるまで不幸でいます」という契約を自分自身と交わすことだ。 ほとんどの人は、このことを自覚していないと思う。 私たちは1日中何かを欲し、そしてなぜ自分は不幸なんだろうと首をかしげる。 私はこのことを自覚していたい。 そうすれば何を欲するかを慎重に選べるからだ。私はどんなときでも、人生に大きな欲望を2つ以上持たないようにしている。 そして、 欲望が自分の苦しみの軸にあることを自覚している。 自分がどの領域であえて不幸になろうとしているのかを自覚している5。シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント / エリック・ジョーゲンソン 156ページ